羊を見たことがある人は多いと思いますが、羊の出産に立ちあうことや生まれたばかりの子羊をみることはなかなか難しいですよね。
そのため、羊がどのような時期に出産をするのか、また一度の出産でだいたい何匹が生まれてくるものなのか、知らない人もいるのではないでしょうか。
一体どんなふうに出産をするのか、羊の出産の時期や、生まれる羊の数について紹介していきます。
羊の出産の時期はいつ?
羊の出産は、人間と同じようにそれぞれ妊娠する時期がまちまちであり、ばらばらの季節に出産するのではないか、と思われるかもしれませんが、実は羊は、季節繁殖動物です。
季節性の繁殖習性により、秋頃になるとたくさんの羊が交配を行います。
交配は自然交配が一般的で、交配前頃になると元気な子羊を出産するためにも、雌羊の栄養の状態を気にかけながら飼育がされています。
妊娠したお母さん羊のお腹の中で子羊は成長し、150日ぐらいの妊娠期間を経て生まれてきます。
2月〜3月にかけていっせいに出産するため、この時期が羊の出産シーズンとなっています。
早い場合には、1月に生まれてくる羊もいます。
飼育する人たちは、この期間は羊から目を離すことができないため、飼育の中では忙しい時期となっています。
出産は夜中になることや、また、一度にたくさんの羊が生まれることもあるので、なかなか気が抜けない作業だと言えそうです。
もし、生まれたての羊が見たいという場合には、この出産シーズンにあわせて牧場などに見学に行くと、子羊が見られるかもしれません。
羊は何匹出産するの?
出産する時に1度に生まれる羊の数は、通常だと1〜2匹、多い時には3匹になることもあるようです。
ただ、1度に3匹生まれてくるのはかなり珍しいようです。
たくさんの出産に立ちあう牧場では、出産をした親の頭数よりも生まれてきた子羊の頭数の方が多くなる傾向にあるようです。
羊の成長は早く、生まれてから間もなくすると自分の力で立ち上がることもできるようです。
まとめ
羊が季節繁殖動物であることを、初めて知ったという人も多かったのではないでしょうか。
身近な動物でも、実は知らないことがまだまだあるものです。
羊を見に行く機会がある方は、ぜひ思い出してみてください。