最初に家畜として飼育され始めたのは約5000年前と、昔から人間との関わり合いが深いロバ。
古代から乗用や、荷物の運搬など多岐に渡ってその使役は重宝されてきました。
また、馬と比べてもその強健さ、粗食耐性、管理の楽さで優れていました。
ロバは古代から現代に至るまで、中国で多く飼育されており、その個体数は全世界で飼育されるロバの3分の1を占めるほどです。
一方で、中国と深い関わり合いを持ってきた日本では、どの時代を見てもほとんど飼育されていません。
粗食耐性もあり便利な家畜であることは日本でも古くから知られていましたが、なぜ普及しなかったのかは謎に包まれているようです。
さて、古代からヒトとの深い関わり合いを築いてきたロバですが、そもそもロバという名前はいつ、つけられたのでしょうか。
また英語で「ロバ」と発音した際の意味とはどう言ったものなのでしょうか。
詳しくご紹介していきます。
ロバの名前の由来は?
ロバとは、漢語の「驢馬」の字音に由来します。
本来は「驢」の一文字でロバを表します。
驢に馬が加えられて「驢馬」となった理由は定かではありませんが、おそらく馬の一種であることや、二文字の方が文字が安定するからではないかと言われています。
また、「驢」の意味ですが、ロバ以外にも「うさぎうま」という読み方があるそうです。
ロバの耳は馬と比べて長く、うさぎのような耳をしていますので、そう行ったことから驢を「うさぎうま」と読むのではないかと考えられています。
ロバを英語で発音した時の意味とは?
ロバを英語で発音すると、「donkey」になります。
この「donkey」にはロバ以外にも意味があり、「馬鹿者」や「トンマ」と行った意味を含むようです。
またこの単語を使用したフレーズとして「stubborn as a donkey」と行った表現が有名だそうです。
意味は「とても頑固な」という意味で、ロバの性格である頑固さを皮肉って、こうしたフレーズが作られたようです。
他にも「The King has donkey ears」というフレーズもあり、「王様の耳はロバの耳」という訳で、人に対する寛容さを説いた寓話のタイトルです。
まとめ
今回はロバの意味についてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
Donkeyはロバの意味の他にも、「馬鹿者」や「とんま」といった意味を持つのですね。
ロバからすれば失礼な話ですね。
ロバのおっとりとした性格を皮肉って意味付けされたのでしょうか。
いづれにしてもこのようないわれをしているロバは、なんだか可哀想に思えてきます。