ハサミムシとはハサミムシ目の総称で、日本には20種類、世界では1000種類以上いると言われています。
ハサミムシは尾端部分に可動式の大きなハサミを持っている昆虫で、和名の「ハサミムシ」はそのハサミから名づけられたとされています。
しかし、英語では「Earwig」と表記され、ハサミを表す単語は入っていないようです。
ハサミムシの英語名の由来などについて調べてみました。
ハサミムシの英語名の読み方や由来とは?
ハサミムシは英語で記載すると「Earwig」とされています。
これは耳を表す「Ear」に虫を表す単語「Bug」を組み合わせた単語だと言われています。
耳が特徴的ではないのに、なぜ「Ear」という耳を表す単語が名前に付いたのか、その理由はなんと人間の「耳」という意味で付けられたようです。
ヨーロッパやアジア西部、アメリカ大陸などの海外では、ハサミムシが寝ている人間の耳の中に入ってきて住み着いてしまうといった伝承が各地にあるようです。
実際には1000種類以上いるハサミムシの中に、人間の耳の中に入ってくる種はいないとされ、都市伝説のような話だと考えられているようです。
ハサミムシは忌み嫌われた昆虫?!
なぜハサミムシにそんな伝承があるのか調べてみました。
日本とは違って、海外では陸繋ぎの広大な大陸が様々な昆虫の進化を助けているようです。
そのため、人間に対して害をなす昆虫も数多くいるとされています。
ハサミムシの赤みがかった褐色の身体や、お尻に付いた、大きく少し曲がった不気味に見えるハサミが、そのような害を及ぼす昆虫を連想させたようです。
また、ハサミムシは暗くて湿度の高いジメジメした所、つまり石の下や、狭い隙間の中に潜んでいることが多いとされ、そのような生態も、耳に入ってくると言った話の信ぴょう性を高めていったと考えられているようです。
まとめ
ハサミムシの英語名は「Earwig」で由来は「耳の中に入ってくる虫」という、怖い伝承が元になっているようです。
実際に耳の中に入ってくるような虫ではなく、特に日本にいる種は攻撃性の低い昆虫だとされているので、それほど恐ろしくは無いようです。