その目ためから怖さを覚えたり、苦手としたりする方が多いハサミムシ。

たしかに黒っぽい体色やハサミを持つ姿を大きくすると、ちょっとしたモンスターになりますね。

その特徴的な姿から人間に害を与えたり、毒を持っていたりするイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

ここでは、ハサミムシの大きさや見た目の特徴についてみていきましょう。

ハサミムシ 大きさ 特徴

8センチメートル!!ハサミムシ の大きさについて

かつて8センチメートルの大きさを持つハサミムシがいたというと驚かれる方もいるでしょう。

コーカサスオオカブトやオオクワガタなどに匹敵する大きさのハサミムシが実際に存在していたのです。

幻のハサミムシと呼ばれるセントヘレナオオハサミムシ、名前の通りセントヘレナ島に生息していました。

残念なことに現在この種は1967年以降、専門家による調査の甲斐もなく生存は確認されていません。

人間による土地開発やネズミなどの外来生物の流入が絶滅の原因と考えられます。

それでは、日本に生息するハサミムシはどのくらいの大きさでしょうか。

さすがに8センチメートルクラスの大きさの種類は存在せず、1~3センチメートルほどの大きさです。

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ハサミムシの特徴・ハサミの役割

ハサミムシの特徴といえば尻部にあるハサミですね。

このハサミはオスとメスの両方にあり、オスのハサミは大きく湾曲、メスは直線的なハサミが特徴。

ハサミの役割は、外敵に襲われた場合にハサミを持ちあげて威嚇や攻撃に用います。

ハサミムシ自ら人を攻撃することはありませんが、人がいたずらなど不用意に触れた場合には挟まれるケースがあります。

ハサミムシの特徴として毒そのものはありませんが、傷口から細菌がはいり化膿する可能性があるため、傷口の消毒など手当ては必要です。

外敵に対する攻撃の他にも、ハサミには特徴的な役割があります。

空気の振動をとらえる働きがあり、人や動物でたとえると耳と同じ役割を担います。

まとめ

ここまで、ハサミムシの大きさや見た目の特徴についてみてきました。

8センチメートルにもおよぶハサミムシが生息していたことには驚かされましたが、日本各地に分布している種類は大きいものでも3センチメートル程度でしたね。

また、特徴的なハサミは、外敵からの身を守るために大切な役割を持っていました。

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