皆さんはビーバーという動物をご存じですか?
ダムを作ることで有名ですが、生態などを詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?
何を食べているのか、どれくらいの大きさなのか、なんだか気になりますよね。
ここではビーバーの生態についてご紹介します。
ビーバーってどんな動物?生態は?
ビーバーは川や池、湖などの周囲にある湿原に住んでいます。
食性は草食性で、木の皮や葉っぱなどを主に食べています。
1日に2キロもの餌を必要とし、50cmの枝ならばわずか3分で丸裸にしてしまうと言われています。
泳ぐのがとても得意で、後ろ足には水かきもついています。
平たく大きな尾は泳ぐときに便利なようです。
ビーバーは一夫一妻制で、家族で暮らします。
繁殖は年に一度、1~6頭の子供を産みます。
子供は10日程で泳げるようになりますが、2年ほどは親と一緒に暮らすそうです。
泳ぐときに皮膚が濡れないように、足の間に油を出す部分があり、この油を毛に塗り付けます。
ビーバーは夜行性で、ダムを作ったりするのも夕方から夜にかけてになるようです。
水の中でダムを作るのは大変そうですが、ビーバーは15分もの長い間水中に潜っていることができるそうです。
さらに、舌で喉を閉じることができ、水中でも木をかじることができるそうです。
ビーバーの特徴は?
ビーバーはげっ歯目ビーバー科に分類される動物で、ネズミの仲間になります。
大きさは体長80~120cm、尾長は25~50cm、体重は11~30kgになります。
想像していたよりも大きいです。
ネズミの仲間としては、カピバラに次いで2番目に大きい動物になるようです。
ネズミでは唯一総排出腔と呼ばれる、直腸・排尿口・生殖口が一緒になった器官を持っているそうです。
大きくて丈夫な歯がとても特徴的で、この歯はネズミの仲間なので一生伸び続けます。
目と耳が小さいのも特徴的です。
まとめ
いかがでしたか?
ここではビーバーの生体や特徴についてご紹介しました。
ビーバーは人間以外で自分のために周囲の環境を作り替える唯一の動物、と言われているそうです。
一度ビーバーがダムを作っている姿を見てみたいですね。