腸閉塞(イレウス)という病気をご存知でしょうか?
人間、犬、猫、ウサギなどもなってしまうことがありますが、ハリネズミも腸閉塞になることがあります。
異物を誤って飲んでしまうなどし、それが腸に詰まってしまうことが大きな原因で、治すには外科手術が必要です。
最悪命にもかかわる病気のため、普段からよくハリネズミを観察しておきましょう。
便秘なのかな?
と思っても実は腸閉塞だったなんてこともあるので不安な場合は、動物病院に連れていきましょう。
今回はハリネズミの「腸閉塞」について書いていこうと思います。
ハリネズミの腸閉塞!症状は?
ハリネズミも人間と同じように、腸閉塞を起こすことがあります。
プラスチック、ビニール、床材、大きすぎる餌、クルミの殻などの異物を飲み込んでしまい消化できず、腸閉塞をおこしてしまったり腸壁を傷つけてしまったりしてしまうことがあるため、誤飲させてしまわないように細心の注意をはらってください。
腸閉塞になるとハリネズミは食欲不振、ガスの発生、膨満感、過食、下痢や便秘、元気がなくなる、ぐったりしている、痛みで鳴くなどの症状が出ます。
もし腸閉塞かもと思ったらすぐに、ハリネズミを診ることのできる動物病院に連れていきましょう。
ハリネズミのペットとしての歴史はまだ浅く、診てもらえる獣医さんも少ないのが現状です。
命にもかかわる病気ですし、少しでも早く処置をしたほうがいいのであらかじめ、お近くの動物病院でハリネズミを診てもらえるか確認しておきましょう。
誤飲してしまったことが原因で腸閉塞を起こしてしまっている場合、異物を取り除くための手術が必要となります。
こんなつらい思いをさせないために普段から、「ゲージ内に異物が残らないようにちゃんと掃除をする」、「遊ばせるときには目の届く範囲で遊ばせる」、「餌を与えるときには大きいものは食べやすい大きさに切ってから与えてください。」
他にも「ストレス」が原因という話も聞きます。
おおくのハリネズミは、デリケートな性格をしておりストレスからくる他の病気の可能性も高まってしまいますので、ストレスは極力与えないようにしてください。
まとめ
餌の大きさや、床材や異物を飲み込まないように飼い始める前から、しっかりと確認してセットしてあげてください 。
床材は誤飲しても大丈夫なものを使うのもおすすめですが、個体によってはアレルギー反応を起こすこともあるため注意が必要です。