キツネの糞といわれて、どんなものが思いつきますか?
いまいちピンとこない人が多いかと思います。
ここでは、そんなきつねの糞の特徴について調べてみました!
きつねの糞の見た目は特徴がある?
キツネの糞は、実は季節や食べ物によって変わります。
これは、キツネが肉食よりの雑食性なためだと思われます。
それでは、見た目で見分ける事が出来る特徴はあるのでしょうか。
イヌやタヌキの糞に似ている
キツネの糞は、イヌやタヌキの糞に似ていると言われています。
見分け方ですが、イヌはドッグフードを食べるためやや白っぽい色をしています。
一方タヌキは色などの差はあまり無いですが、タヌキは毎日同じ場所に糞をする所謂「貯め糞」なので分かりやすいかと思います。
ネズミの毛や歯が混じっている
キツネはネズミを好んで食べるので、ネズミの毛や歯が混じっている事があります。
他にも果実の種や皮などが混じっている場合もあります。
キツネの糞は危険?
キツネの糞は、見た目は一目で分かるほどの特徴はあまりありませんが、危険な特徴があります。
それはエキノコックスという寄生虫です。
先ほど挙げたようにキツネはネズミを好んで食べます。
ネズミはエキノコックスという寄生虫に感染している事が多いので、キツネが食べてしまうとキツネにも感染し、エキノコックスの親虫が寄生してしまうのです。
体長は4㎜程度で体は4個か5個が繋がって出来ており、親虫が生み出す卵はキツネの糞と共に排出されます。
その糞の中に含まれた卵が沢の水を経由するなどして人間の口に入ると、人間にも感染してしまいます。
人間に感染すると肝臓などに幼虫が寄生する事になりますが、潜伏期間が10年ととても長くその間は無自覚なので、発覚する頃には重大な病気になっている事があります。
また、完全に根治するには寄生部位を除去する手術を行わなくてはなりません。
生命に関わるほどの重症になる場合もあるので、とにかく早期発見が大事だと言えるでしょう。
まとめ
キツネの糞はエキノコックスに感染している場合があるので、気軽に触らないほうが良さそうですね。
キツネの感染率は1992年頃までは20%程度でしたが、年々増加しています。
これからも益々増えていく可能性が高いので注意しましょう。