シマリスの尻尾は、体に沿ってフサフサ揺れてとても愛らしいですよね。
頭と胴体の長さの3分の2くらいの長さがあり、存在感抜群です。
この尻尾、体のバランスを取ったり体の熱を保ったり、日傘のように直射日光をさえぎるような役割も持っているといわれます。
シマリスをよく見ていると、この尻尾が膨らんだように見えたり素早く動いていることがあるのですが、これは何を意味しているのでしょうか。
シマリスが尻尾を振るのはなぜ!?
一般的に、シマリスが尻尾を素早く動かす状態を『モビング』といい、うれしい時のほかに興奮や緊張時や、威嚇などの感情をあらわすことが多いようです。
慣れている飼い主が、エサを与える時などのモビングはうれしさをあらわすといわれますが、それ以外の場合は、どちらかというと緊張したり感情が高ぶっている状態である場合が多いようですので、慎重に観察して判断することが必要になるでしょう。
また、尻尾を振りながら同時に、『スタンピング』といって後ろ足を踏み鳴らすような動きをすることがあります。
この状態は間違いなく威嚇の動作といわれますので、そっとしておいたほうがよさそうです。
このような行動は、ウサギにも見られることがあるそうです。
シマリスの尻尾が膨らむのはどんな時!?
シマリスの尻尾が膨らんで、太くなったように見える時がありますが、これは毛が逆立った状態になるからで、尻尾自体が大きくなっているわけではないようです。
この場合も、緊張や威嚇をしている状況であることが多いですので、同じように注意が必要でしょう。
尻尾を大きく見せて、自分を強く見せようとしているのですね。
まとめ
シマリスが犬と同じように尻尾を振って、感情をあらわしていることはわかりましたが、必ずしも喜びや親愛の情からではないのです。
どちらかというと興奮や緊張、相手を威嚇する場合の方が多いことに驚かされます。
人慣れしていない段階であればなおのこと、無駄なストレスや刺激を与えないようそっとしておくことが大切になるでしょう。