うさぎの餌には色々な種類がありますが、その中のひとつに乳酸菌があります。
乳酸菌といえばヨーグルトなど人間の食べ物でも健康に良いイメージですが、うさぎの健康にとっても良いものなのでしょうか。
乳酸菌がうさぎにとって必要なものなのか調べてみました!
うさぎに乳酸菌は必要?
乳酸菌と一口にいっても、なんと現在までに400種類の乳酸菌が発見されています。
種類によって効果効能が違うのですが、最も有名な乳酸菌といえばビフィズス菌でしょう。
ビフィズス菌は、オリゴ糖を食べて生活しています。
オリゴ糖を食べると腸内が酸性になります。
この酸が腸を刺激して、ぜん動運動を活発化し、排泄を促してくれます。
他にも有胞子菌やフェカリス菌も近年注目を浴びています。
乳酸菌の効果は?
【整腸作用】
乳酸菌は悪玉菌の増殖を抑制し、善玉菌を増やすのに役に立ちます。
腸のぜん動運動を促進し、便秘や下痢などの症状改善が期待できます。
【免疫力アップ】
善玉菌が増え、腸内環境を整える事によって免疫力アップする効果があります。
【脳腸相関】
乳酸菌を摂取する事によって第2の脳といわれる腸内の「脳腸相関」にも影響を与える事がわかってきました。
鬱病などの症状の改善が期待できます。
うさぎには効果があるの?
人間には様々な効果がある乳酸菌ですが、実はうさぎにとっても必要不可欠です。
うさぎは元々自然の中で生活している生き物なので、草や木の実などから乳酸菌を摂取していました。
しかし、ペットとして飼育されているうさぎは市販の熱処理や殺菌処理されたエサを主に食べるので、乳酸菌が不足しているのです。
うさぎは加齢・ストレスにより悪玉菌が増加し、腸内環境が悪化する傾向にあります。
腸内環境が悪化すると下痢・便秘・毛並みのパサつきなど様々な不調を引き起こします。
なので、普段から乳酸菌を摂取する事によって善玉菌を増やし、腸内環境を整える必要があるといえます。
乳酸菌摂取が大切だからといって与えすぎると腸内で異常発酵してしまい、体に不調を来してしまう事もあるので、適度な量を与える事が大事だといえるでしょう。
まとめ
普段から摂取する事によって腸内環境を整える乳酸菌。
うさぎにも効果抜群な事がわかりました。
乳酸菌を摂取する事によって、うさぎの健康が守れるならば是非摂取したいですね。
色々な病気の予防にもなるので、飼い主が分量を管理をしてあげながら乳酸菌を与えてあげましょう。