うさぎは、本来群れで行動する動物です。
オスなら自分のテリトリーを主張するし、オス・メスどちらも群れの中での順位を決める習性があります。
それは人間に飼われているうさぎも同じです。
おとなしくてかわいらしいうさぎもやはり、野生の本能がちゃんと残っており、それがマーキングという行為になるのです。
そのとき、飼い主はどう対処すればよいのでしょうか。
いつから?うさぎのマーキング行動
マーキングとは、縄張りを主張するために自分の臭いをつけることです。
尿を飛ばしたり、フンをまき散らしたりします。
このうさぎのマーキングが始まる時期は、だいたいいつ頃からなのでしょうか。
それは生後3ヶ月から5ヶ月頃だと言われています。
人間でいうと思春期(中学生)に当たる頃ですね。
マーキングが始まると、そわそわ落ち着きがなくなったり、食欲がなくなったりします。
うさぎのマーキング!どんな対策があるの?
それでは、マーキングに対して飼い主はどのような対策をすればよいのでしょうか。
まず考えられる方法は、オスなら去勢手術、メスは避妊手術ですが、100%抑えられるものではないそうです。
手術をすることに抵抗感のある飼い主もいるでしょう。
では、他にどのような対策があるのでしょうか。
マーキングは、おしっこによって自分の臭いをつけることなので、トイレ以外の場所、まして人間の部屋にされては困りますよね。
そうさせないためには、まず飼い主との上下関係をしっかり築くことです。
うさぎには犬などと同じように、順位を決める習性があるので、うさぎに飼い主のほうが上だよ、と教えることです。
それには、うさぎが飼い主の手や足にマーキングをしてきたら、代わりにぬいぐるみなど他の物を与えたり、ケージに入れたりして飼い主と距離を取るようにしましょう。
そして、おしっこのついた所をきれいに拭き取り、消臭剤をかけておきましょう。
このとき、うさぎを怒ったりしないでください、飼い主を怖いと感じさせてはうさぎに無用なストレスを与えてしまいます。
まとめ
マーキングは、その対処がなにかと大変ですよね。
でも動物なら当たり前の行動で、その習性を理解してあげましょう。
そして、あたたかく見守ってあげる気持ちが大切なのです。
飼い主とうさぎがより良い関係を築いて、かけがえのない日々を楽しく過ごしましょう。