猿は毎年春から初夏にかけて赤ちゃんを出産しますが、猿の赤ちゃんは身体が小さくて、ウルウルした丸い目がとにかく可愛いのです。

そんな猿の赤ちゃんですが、首が座ったまま産まれてくるって本当なのでしょうか?

色々と調べてみましたので是非参考にしてみて下さい。

 猿 赤ちゃん 首

猿の赤ちゃんの首は生まれた時から座っているの?

人間の赤ちゃんが生まれた時は、首が座っていないのですが、猿の場合はどうなのでしょうか?

猿は生まれた時から首が座っていますが、実は霊長目(サル目)の中で首が座っていないのは人間だけなのです。

人間は頭が大きく産道から出られない為、未熟な状態で生まれます。

猿は子宮内で十分に成長してから出産するので、初めから首が座っているのです。

猿が赤ちゃんと呼ばれる時期は、生後1カ月から1歳前後の事を言いますが、猿の赤ちゃん時代はどの様に成長していくのでしょうか?

最初は母乳だけで育てるので、お乳を欲しがる度にお母さん猿はいつでも飲ませてあげます。

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赤ちゃん猿が危険なのは、特に出産から1カ月の間で、お母さん猿とはぐれるとほとんどの赤ちゃん猿は亡くなってしまいます。

生後3カ月位になると、遊びに飽きてしまったらお乳を吸いに行くようになりますが、その頃からお母さん猿は授乳を拒否するしつけを行います。

生後3カ月から6カ月の間に、固形食を口にするようになりますが、最初のうちは吐き出してしまいます。

赤ちゃん猿に特別な離乳食はなく、お母さん猿にお乳をもらっている間に色々な食べ物を覚えます。

生後半年を過ぎて徐々に飲み込む事が出来るようになり、1歳を過ぎる頃になるとお母さん猿が食べているものに興味を示し、積極的に手を伸ばすようになります。

お母さん猿は、赤ちゃん猿にお乳は与えますが、決して餌は与えません。

赤ちゃん猿が野生で生き抜くために、食べ物を与えないのが母親の愛情なのです。

生後11~18カ月で赤ちゃん猿は、離乳が完了します。

まとめ

猿の赤ちゃんは、生まれた時から首が座っているのは本当なのですね。

首が座っているのは、野生を生き抜くために早く成長する必要があるからかもしれません。

皆さんも動物園などで、猿の赤ちゃんを見る機会があれば、じっくりと様子を観察してみて下さいね。

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