動物園の猿山を眺めていると、色々な猿がいる事が分かります。
仲良く毛づくろいをしていたり、隅で大人しくしていたり、喧嘩をしていたりと見ていてとても楽しいですよね。
猿山のボスザルの決め方は、どうしているのでしょうか?
色々と調べてみました。
猿のボスの決め方は?
猿のボスは、その群れに一番長くいるオスが、猿のボスに決まります。
猿山の世界は、年功序列で順位がしだいにあがるシステムになります。
猿の群れは年寄りを尊重するので、年を取った猿がボスである事が多いのです。
またケンカの強い猿が、ボスに決まる事も多いのですが、単に腕っ節が強いだけではボスになれません。
仲間の中で信頼を得て初めてボスになります。
ボス猿の特徴は身体も大きく堂々としていて、しっぽを立てている様子が見られます。
またすれ違う時に全ての猿が道を譲り、雨が降った時は優先的に屋根のある小屋に入れます。
繁殖時になると、ボス猿は特にお尻や顔に赤みが目立ち、皆がボス猿の近くを避けて通ります。
他の猿を追いかけて、ボス猿からキーキーと悲鳴を上げて逃げていく様子も見られます。
実はボス猿がいるのは、動物園の猿山など狭い空間に限定されていて、野生では猿の群れを統率するボス猿は存在しません。
どうしてかと言うと、野生の猿は同じ餌をめぐって争う事はないのですが、動物園の猿は餌を同時に争う特殊な環境に、身を置かれているからなのです。
そういった理由から、ボス的な振る舞いをする猿が出現するのです。
猿のボスが交代する時は?
猿のボスが交代する時は、どのような時なのでしょうか?
猿のボスの交代は、今のボス猿が亡くなったり、群れから姿を消したりする時に起こります。
またナンバー2の猿が、ボス猿と喧嘩をして交代する、力による下克上もあるそうですよ。
まとめ
猿のボスの決め方は、必ずしも力の強さだけで決まるわけではなく、仲間から信頼を得ていたり、群れの中で長くいたりする猿が、ボス猿になるのですね。
またボス猿は、動物園の猿山の餌付けされた環境のみ、現れるのですね。
猿の世界と人間社会は、人間が猿の行動を真似しているのかと思う位に、よく似た所がありますね。
動物園に行った時に、どの猿がボスザルなのか探してみるのも楽しいと思いました。