鹿といえば奈良公園の鹿が有名ですよね。

奈良に行ったことがない人でも、テレビやネットなどで鹿と触れ合っている映像や写真を見たことはあるのではないでしょうか。

鹿せんべいに群がる姿がとても印象的ですよね。

奈良公園だけでなく動物園でも会うことができますが、その際によく目にするのが鹿の糞です。

もちろん動物ですから糞があって当然なのですが、鹿の糞はどうしてあんなにコロコロしているのでしょうか。

犬や猫とは全然違いますよね。

同じ哺乳類なのに何が違うのか不思議です。

そこで、鹿の糞について調べたことをご紹介したいと思います。

鹿 糞 なぜ

なぜ鹿の糞はコロコロしているの?

その秘密が鹿の内臓にあります。

鹿には胃が4つあることをご存知でしたか?

牛の胃が4つあることは知っていましたが、鹿も同じなのだそうです。

牛と同じく、鹿も反芻動物の仲間で、一度食べた物を戻して噛み直すという動きをします。

これを繰り返すことで、食べ物に含まれる栄養素を無駄なく吸収し、消化もしやすくなるんだとか。

そして鹿は長い腸を持っていて、胃を通った後は長い腸を通ります。

この長い腸を通っている間に、糞の水分が吸収されていくのです。

草食動物ですから、主に糞には食物繊維が残り、水分が無いためコロコロした形になるというわけです。

私たち人間も、便秘の際に固いコロコロした状態の時がありますよね。

これは水分が足りないために起こると言われています。

鹿の場合も水分が腸に吸収されているので、同じような状態になっているのです。

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しかし、奈良の鹿の糞の状態が変わりつつあるようです。

鹿せんべいではなく、スナック菓子を与える観光客が原因です。

スナック菓子に含まれる脂成分が糞の質を変えてしまい、ゆるくなっている事が増えてきたと言われています。

私たちにとって美味しいと感じる調味料やスパイスは、鹿にとって刺激物でお腹を壊してしまうのです。

何を食べたかで糞の状態は変わります。

健康状態を知る一つの情報としても、糞は重要な役目を果たしています。

まとめ

鹿の糞が丸い理由は、内臓のつくりにあることが分かりました。

栄養素や水分の吸収によって、人の場合で言う便秘状態の糞が作られるようです。

決して鹿が便秘である訳ではなく、これが健康な状態ですので心配はありません。

自然界にない食べ物を食べると、消化が難しく鹿を苦しめてしまいます。

絶対に鹿の餌以外の物を与えないようにしましょう。

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