うさぎを仰向けにすると動きが止まって体が固まって見えることがあります。
眠っているのでしょうか。
びっくりして固まっているだけなのでしょうか。
実は、うさぎを仰向けにして、動きが止まって体が固まって見える状態はとても危険なのです。
うさぎを仰向けにして、動きが止まって体が固まってしまうとどうして危険なのか考えていたいと思います。
うさぎを仰向けにすると危険！？
外から見てもわかるように、うさぎの背骨は、人間のように真っ直ぐではなく、山なりに曲がっています。
仰向けにするという事は、山なりに曲がっている骨を、無理に真っ直ぐに伸ばすことになります。
そのため、うさぎにとって、仰向けになるということは、普通ではありえない無理な姿勢を強いられているのです。
特に床などの固いところでの仰向けは、山なりの背骨を無理やりまっすぐにすることになり、長時間その姿勢を強いることは、背骨に相当な負担をかけています。
さらに、仰向けになることにより、内臓の上下位置が逆転し、他の内臓の重みで圧迫され、そもそも体に良くないと言われています。
また、仰向けにすると、気絶や眠っている状態に陥ることがよくあります。
うさぎの飼い主さんの中には、眠っているように見える時に「気持ちよくて眠ってしまったのでこのまま寝かせておいてあげよう」と思ってしまう方がいらっしゃると思います。
しかし、気持ちがいいのではなく、刺激が強すぎて、うさぎの脳がビックリして動けなくなっているだけなので、すぐに元の正しい姿勢に戻してあげましょう。
身体検査などで、どうしても仰向けにしなければならない時は、獣医さんの指導に従い、短時間で行うようにしてください。
まとめ
小さくてかわいいうさぎをペットとして飼う人が増えています。
自然に暮らしている状態でうさぎが仰向けになることはありません。
うさぎにとって不自然な体勢である仰向けはうさぎにとても辛い姿勢です。
また、仰向けになっている時、うさぎはパニック状態になっていると考えられます。
抱っこのときも仰向けにならないように注意が必要です。
うさぎが仰向けにならないよう配慮してあげることが大切ですね。
