うさぎは猫のように爪を出し入れせず、歩行する際のスパイクとして作用させているので、ケージの柵などに引っ掛かり踏ん張ると、容易に爪が剥がれます。
このことはよく起こる事故の一つです。
出血が酷かったり、驚いたりしてパニックになるうさぎも多いですが、対処法を知り、飼い主がパニックに陥ることがないように、冷静に対処することが重要です。
うさぎの爪が剥がれた時の処置方法!
まずは、止血することです。
患部を清潔なガーゼやタオルで、押さえてください。
もし止血剤を持っていたら、それを使って止血しても良いでしょう。
出血が落ち着いたら、その日のうちに病院へ行きましょう。
素人判断で、血が止まったから大丈夫と勝手に判断することは危険です。
一週間後には、傷口が化膿して腐り始めていたり、実は骨折していたというケースもあります。
爪が剥がれた直後は派手に出血しますが、圧迫止血すれば短時間で止血されます。
その後の数日間、病院で感染防御のため抗生剤を投与すれば、大事に至らないことがほとんどです。
慌てず、適切な処置を行うことが大切になります。
ケアする時はうさぎの爪からの出血に注意!
野生のうさぎは、運動量の多さや穴を掘る習性から自然に爪を研いでいます。
しかし、飼育されているうさぎは、運動量が少なくなり、穴を掘る機会も少なくなるので定期的に爪を整える必要があります。
これは、爪が剥がれるのを防ぐ為でもあります。
1~2か月に1回のペースで、爪切りを行いましょう。
この時、小動物用の爪切りを使ってください。
うさぎの神経に注意して、深く切りすぎないようにすることが必要となります。
爪の中にある、赤い部分の手前を目安にします。
もし神経を切ってしまい、出血した場合、必ず圧迫止血を行ってください。
まとめ
うさぎの怪我を最小限に抑える為にも、日頃から定期的な爪切りや飼育環境の見直しを行い、怪我の予防をすることが大切です。
もし爪が折れてしまったら、慌てず騒がず、まずは止血を行い、すぐに専門医の診察を受けるようにしてください。
くれぐれもそのまま放置してしまい、悪化させることがないように注意が必要です。
うさぎの健康を守る為にも、予防策と対処法を知り、適切に対応出来るように心掛けましょう。