うさぎも人間と同じように、耳掃除をしたほうが良いのでしょうか。
一般的には、耳掃除をしてあげる必要はないようです。
健康なうさぎは、通常、後ろ足と前足を使って自分で耳掃除を行います。
ただ、中には自分で耳掃除ができない子もいます。
幼なすぎてうまくできなかったり、逆に高齢すぎたり、足が不自由だったりすることが原因です。
ペットとして飼い慣らされて肥満になってしまったうさぎも、足が耳まで届かず耳掃除ができない場合もあります。
うさぎの耳掃除の方法は!?
うさぎの耳の種類は、垂れ耳と立ち耳に分けることができます。
立ち耳のうさぎの中で、自分で耳掃除ができる子は必要がないと言われています。
ただ、立ち耳でも自分ではできない子や、垂れ耳のうさぎには耳掃除をしたほうが良い場合があります。
垂れ耳の場合、耳を持ち上げてみないと奥のほうまで見えません。
時々で構いませんので、耳の中をのぞいて耳垢と湿気、臭いのチェックをしてみてください。
耳垢が多かったり、臭いにおいがしたりする場合は、外耳炎や耳ダニの可能性が考えられます。
この場合は、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。
うさぎの耳は、非常にダメージを受けやすいため、自分で耳掃除をする場合は十分に気を付けてください。
耳の位置が頂頭部にあり、耳の穴と脳が近い場所にあります。
耳掃除に慣れていない場合は、獣医さんに頼むことをおすすめします。
どうしても自分でする必要がある場合は、ベビーオイル、ノンアルコールのウサギ用のグルーミング剤、ガーゼ、脱脂綿などを用意しましょう。
グルーミング剤を使う場合は、粘膜部分への使用が大丈夫かどうかを、確認する必要があります。
ベビーオイルなどを、ガーゼに含ませて優しくなでるように拭いてあげてください。
このとき、うさぎが嫌がるようなら無理にするのはやめましょう。
うさぎは耳掃除を嫌がる!?
たいていのうさぎは、自分で耳掃除をする習慣がついているため、人間が耳を触ることを嫌がる場合が多いです。
ただ、人が耳掃除をしてあげる必要がある場合、優しく抱き抱えてそっと触ってみてください。
うさぎの性格にもよると思いますが、耳はデリケートな場所なので、いくら飼い主さんでも嫌がるかもしれません。
その場合は、無理にしようとせず、獣医さんにお願いしましょう。
まとめ
うさぎを家族の一員として考えている場合、人と同じように耳掃除をしてしまいそうですが、使う道具には十分に気を付けましょう。
人が使う耳かきや綿棒は、避けたほうがいいですね。
また、ごしごしと強くこすりすぎて耳に傷をつけてしまうと、逆に病気を作ってしまうことになりかねません。
うさぎは耳の位置が頂頭部にあり、耳の穴と脳が近い場所にあることからもわかるように、非常にダメージを受けやすい器官だと言われています。
うさぎの耳の健康を守るためにも、耳掃除には十分注意しましょう。