みなさんはカナブンってどんな虫?
と聞かれたら、どう答えるでしょうか。
緑色の丸っこい虫のイメージが多いと思いますが、カナブンに似ている虫って結構多いことをご存知でしょうか。
見分けが付かないほどそっくりな虫が実はいるんです。
違いに気付かなくて、総称でカナブンと呼ばれていたりすることも多いようです。
では、カナブンに似ている虫にはどんなものがいるのでしょうか。
見分けポイントや特徴についてなど、ご紹介したいと思います。
カナブンに似てる虫は?
カナブンとそっくりな虫としてよく挙げられるのが、コガネムシ・ハナムグリ・ドウガネブイブイです。
これがびっくりするほど似ています。
まずはコガネムシとの違いですが、カナブンは頭の形が四角く、羽の付け根が逆三角形の形をしているのが特徴です。
一方コガネムシは頭が丸く、羽の付け根も半円のような形をしています。
カナブンの方がやや角ばっていて、コガネムシの方が丸みを帯びているという違いがあります。
また、カナブンは樹液を好み植物に無害ですが、コガネムシは植物の葉を好むため、コガネムシは害虫として扱われ駆除の対象となっています。
次にハナムグリですが、ハナムグリは特徴が分かりやすく見分けも付きやすいでしょう。
特に色合いや光沢具合が違います。
カナブンは艶のある輝く緑をしていますが、ハナムグリは艶がまったくありません。
同じ緑ではありますが、ハナムグリはマットな緑である上に白い斑点があるのが最大の特徴です。
斑点があればハナムグリであると言って間違いないでしょう。
そして共通する点もあります。
それはカナブンとハナムグリ共に、植物に害を与えないところです。
ハナムグリは花の蜜を好むので、花に止まっていることが多く、受粉の手伝いをしてくれますので追い払わないであげてくださいね。
そしてドウガネブイブイですが、初めて名前を聞く方も多いのではないでしょうか。
ドウガネブイブイの特徴もコガネムシと同様で、頭が丸くやや長めで、羽の付け根が半円であるところです。
しかしカナブンのような光沢はありませんし、カナブンよりもサイズがやや大きめです。
ドウガネブイブイも植物の葉を食べてしまうので、庭や畑で見つけたら駆除した方が良いでしょう。
まとめ
特にカナブンに似ている虫として、コガネムシ・ハナムグリ・ドウガネブイブイがいることが分かりました。
見分けるには頭と羽の付け根の形をよく観察することが良いようです。
頭が四角く、羽の付け根が逆三角形をしていればカナブンであるはずです。
カナブンは退治しなくても大丈夫ですから、そっとしておいてあげましょう。