猿は、比較的、人間に似ている動物だといわれていますが、出産はどのように行われるのでしょうか。
地域差や個体差などはありますが、猿は、5~6歳ごろから繁殖が可能です。
季節は、秋から冬にかけてで、出産の季節は、春から初夏となっています。
数年に1頭出産します。
ただし、飼育されていて、栄養状態が良ければ、毎年出産する場合もあるそうです。
そんな猿の出産で気になるのが、へその緒は、一体どうしているかについてです。
人間の場合は、病院で医師が切ってくれますが、猿はへその緒をどうしているのかについて詳しく説明したいと思います。
猿の出産!へその緒はどうしている?
猿の場合もへその緒があります。
もちろん、人間にある胎盤もあるのです。
実は、母親の猿は、出産して10~30分後に出てくる胎盤を最初に食べてしまいます。
その後、へその緒をかみ切ってしまいます。
ニホンザルは、雑食性ですが、肉は食べません。
でも、胎盤を食べてしまうのです。
もちろん、全部の母親の猿が食べるわけではありませんが、食べても不思議ではありません。
また、胎盤を食べない母親は、へその緒をかみ切ることはなく、踏まないように気を付けて行動するそうです。
胎盤は、地面で擦れてなくなってしまいます。
へその緒は、1日で乾ききってしまい、3日後には、自然にとれてしまいます。
ほかの動物、牛や馬の場合では、新生児の体重が非常に重いため、産まれてすぐにへその緒が切れてしまうそうです。
まとめ
猿のへその緒や胎盤は、母親が食べてしまったり、自然になくなってしまったりするということがわかりました。
その点は、人間と異なることがわかりました。
猿の赤ちゃんは、生後すぐ手足を動かし始め、母親にしがみつきます。
母親は、赤ちゃんの顔についている羊水などをきれいになめてやり、呼吸を楽にしてあげるそうです。
ちょうど赤ちゃんの顔のあたりに母親の乳首がくると、すぐに吸い付きます。
この点は、まさに、人間と同じですね。
この出産の瞬間というのは非常に感動しますね。