夏になると出てくる嫌な虫のひとつに、アブがいます。
アブにはたくさんの種類があり、人を刺す種類のアブはごく少ないのですが、実際に刺されると、激しい痛みと長く続くかゆみに悩まされるため、地味に厄介です。
今回は、そんなアブに刺されたとき、効果のある薬とその種類についてご紹介したいと思います。
アブに刺されたときに効果のある薬
アブに刺されたときに効果のある薬として挙げられるのは、ステロイド系と抗ヒスタミン系のお薬です。
抗ヒスタミン系はかゆみを抑えるのに向いており、ステロイド系は炎症を抑えるのに向いています。
ステロイドと聞くと、なんとなく抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ステロイド剤は短期間の使用では副作用が現れるようなことはほぼなく、虫刺されに対してとても効果のあるお薬なので、過度に怖がる必要はないでしょう。
ただし、生まれたばかりの乳児や妊婦の方の場合は、医師や薬剤師によく相談してから使うようにしてください。
病院で処方される薬には、内服薬と外用薬の2種類があります。
どちらも、医師の処方を守って正しく使いましょう。
アブに刺されたときに効果のある市販薬
病院に行くほど炎症がひどくない場合は、市販の薬を使って治すことも可能です。
処方薬よりも効き目は落ちるものの、アブに刺されたときには確実に効果があります。
市販の場合も処方薬と同じく、ステロイド系と抗ヒスタミン系の2種類の薬が売られています。
自分が今どういった症状なのか、どんな効き目を期待するかによって薬を選びましょう。
なお、同じメーカーの同じ名前の薬でも、種類によって有効成分が違うことがあります。
例えば、虫刺されの薬として有名なムヒの場合、「ムヒS」という薬は抗ヒスタミン系の成分が、「液体ムヒS」という薬はそれに加えてステロイド系の成分が配合されています。
購入の際は成分表をよく見て、どちらか見分けるのが難しい場合は、薬剤師さんに相談しながら薬を選ぶようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アブに刺されたときには迅速な応急処置と、その後の薬の使用が非常に効果的です。
今回紹介した薬は、他の虫刺されにも効果を発揮する場合がありますので、ぜひひとつは荷物の中にしのばせておきたいですね。