私たち人間や犬や猫など、一般的によく知られている動物、また触れ合う機会の多い動物に関しては、その性別を見分ける手段を、みなさんよくご存じのことと思います。
ですが、動物園の檻の中でしか見ることのできない、また触れ合うことのないような動物に関しては、見た目だけでの判断はかなり難しいとは思いませんか?
難しいと言うより、わからない動物って結構多いのではないでしょうか?
それは確かな知識を、持っていないと出来ないことです。
今回はコアラのオス・メスの見分け方についてお伝えします。
コアラのオスとメスの見分け方は?
コアラはあの可愛い顔、そして何とも愛らしいフワッと丸いシルエット。
オスもメスもパッと見は、ほとんど同じに見えます。
そんな中で、どこに注目すればいいのでしょう。
通常、コアラのオスはメスよりも、体長も体重も大きくて重いとされていますが、これには人間と同じで個体差があります。
見た目で判断する場合、一番わかりやすいのが、胸の色です。
メスは白や乳白色ですが、オスには臭腺という黒に近い茶色の模様が入っています。
臭腺は、オス特有のフェロモンを含む分泌物を出すためのもので、オスにしかありません。
他にも、赤ちゃんを育てる為のお腹の袋は、メスにしかありませんし、大人に成長するのも、メスは2年くらいなのに対しオスは3年~4年と倍近く時間をかけて成長するのです。
それに、あまり聞くことはないかもしれませんが、鳴き声にも違いがあり、オスはガーという音に近い大きな声を出すのに対し、メスはキーやフンフン等いろいろな音を出すのです。
鳴き声に関しては、ちょっとあの可愛らしい見た目からはかけ離れているようです。
まとめ
これまで、単純に可愛いと思って見ていたコアラですが、オスとメスによってその違いは様々で、少し調べてみるだけで、コアラに対しての視界がぐっと広がるような気がします。
コアラに限らず、動物にはオスとメスがありますが、その見分け方を始め、その動物について少し知っているだけで、これまで以上に愛着がわくような気がしますよね。
個人的には一度でいいので、コアラの鳴き声を聞いてみたいものです。