動物園でも人気を博しているアルマジロ。
団子のように体を丸めて、背面にある鱗状の堅い板で身を守るイメージが、強いのではないでしょうか?
ちなみに「アルマジロ」とはスペイン語で、「武装したもの」に意味するarmado に由来するそうです。
また、実はペットとして飼うこともできる動物であり、それだけ人間に対してなつきやすい動物でもあります。
野生の場合は地下に穴を掘って巣を作りますが、飼育されているアルマジロは無防備にも、仰向けになって寝ます。
非常に愛らしく、動物園でもよく見かけるアルマジロですが、その種類はどれほどに及ぶのでしょうか?
なかなか想像がつきませんよね。
そこで今回は、そんなアルマジロの種類について詳しくご紹介していきたいと思います。
アルマジロは何種類いるの!?
そもそもアルマジロとは、哺乳類のアルマジロ科に分類されています。
アルマジロ科は亜種も含めて、全部で20種類ほど存在しているといわれています。
20種類存在する中でも、最も体長が大きいアルマジロがオオアルマジロで、体長は75~100㎝ほどです。
体重は30㎏程度とされています。
ちなみにオオアルマジロは絶滅危惧種に指定されるほど、その個体数を減らしています。
というのも、オオアルマジロの住処が次々とサトウキビ畑になっているためです。
最も体長が小さいのは、ヒメアルマジロで体長は10㎝程度です。
体重は0,1㎏程度とされています。
またアルマジロというと、敵に出会った際や驚いた際に、丸まってボール状になり身を護る姿が一般的ですが、実はボール状に丸くなるのはアルマジロの中でも、マタコミツオビアルマジロとミツオビアルマジロの2種類のみなのです。
アルマジロの生息範囲も種類によって変わってきます。
本来アルマジロは、南アフリカ大陸の動物であると考えられていますが、現在では北アメリカ大陸など海を越えて生息が確認されています。
非常に広範囲で生息しているのですね。
まとめ
今回はアルマジロの種類について詳しくご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
動物園で見かけるボール状に丸まるアルマジロは、実は20種類中2種類しかいないというのは驚きですね。
20種類いるといわれながらも、そのうちの数種類は絶滅危惧種に指定されてしまっているようです。
アルマジロの住処がこれ以上減らないように、保護活動を行っていきたいものですね。