ムササビの巣箱ってどうやって作るのでしょう。

もちろん、日本に生息するムササビは鳥獣保護法により、ペットとして飼うことはできません。

しかしながら、森林など自然環境下では巣箱を用いた観察に用いることで、ムササビの生態をより深く知ることができます。

ムササビ 巣箱 作り方 大きさ

耐久性がほしいムササビの巣箱の作り方は?

ムササビの巣箱の作り方といっても、特別むずかしものではありません。

基本的には野鳥を対象にした巣箱と同じで、巣箱のベースとなる木材はスギやヒノキの板が適しています。

ベニヤ板などの合板や南洋材、白材は雨に濡れると変形したり、壊れたりするため巣箱には好ましくありません。

巣箱の作り方のポイントになるのが、巣穴の大きさです。

ムササビは、小型のネコほどの大きさがあるため小さい巣穴では適さず、少なくとも8センチメートルほどは必要です。

また、巣箱の耐久性を考慮して、板の厚さは1センチメートル以上が望ましく、使用する釘もサビに強いステンレス製のタイプを用います。

比較的耐久性のある木材を用いても、雨は巣穴からはいり巣箱内に溜まります。

そのため、底板の四隅を切り落とし、水抜きの穴を作ることもムササビの巣箱の作り方におけるポイントです。

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万能巣箱がムササビの巣箱の大きさにピッタリ!

さきほども触れましたが、ムササビの体は大きいため、巣箱も対応できる大きさが必要です。

万能巣箱と呼ばれているブッポウソウの巣箱をご存知でしょうか。

野鳥のなかでも大きな部類にはいるブッポウソウの巣箱の大きさが、ムササビの巣箱に適しています。

巣箱の大きさの目安としては、たて21センチメートル、よこ21センチメートル、高さ35センチメートルで、巣穴は8~9センチメートルです。

スギやヒノキの18センチメートル幅の板を使用しても大きな問題はありませんが、板幅21センチメートルの板を用いるのが理想的といえるでしょう。

まとめ

ここまで、ムササビの巣箱の作り方と大きさについてみてきました。

理想的な木材は、スギまたはヒノキの1枚板です。

ベニヤ板や南洋材は、雨に弱いために使用を控えます。

腐食のリスクを下げるためにも釘は、ステンレス製のものを選択しましょう。

これは、巣箱の止め金などにも同じことがいえます。

ムササビの巣箱の大きさは、万能巣箱と呼ばれているブッポウソウの巣箱の大きさで十分に対応が可能です。

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