マンタの顔をじっくり見たことはありますか。

身体の大きな生き物の顔は、どこか星座を探すのと似ていませんか。

1つ1つが離れすぎていて、距離感がつかめない印象でしょう。

場所が確認できて初めて、「これ全部が顔なんだ」と思えるのだと思います。

では、マンタの目は、どこに付いているのでしょう。

調べます。

マンタ 目 どこ

マンタの目はどこにある?

マンタの顔

マンタの顔には、「目」と「口」と「鰓」はある様ですが、「鼻」や「耳」はなさそうだといわれています。

マンタの口は、普段は一文字に閉じられているので、1本線にしか見えないかも知れません。

マンタの口の左右に角の様な頭鰭があります。

そのつけ根にあるのが目です。

両目の下、腹側にあるのが鰓です。

鰓は左右対称に規則正しく並んで確認できます。

マンタの目

マンタの目を見つけるには、頭鰭のつけ根を探してみましょう。

上からでは、見難いかも知れません。

下側(腹部)に回って見上げてみると、頭鰭のつけ根に、目を見つけることができるでしょう。

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では、マンタの横に回ってみましょう。

頭鰭のつけ根に、丸くてつぶらな目、あなたを見つめる目を見つけることができるはずです。

この様にマンタ全体を見れば、目を見つけることができると思います。

マンタの目は、左右の2本の頭鰭のつけ根に、やや正面を向いて付いています。

その目は、よく動き、そのために広く見えている様です。

一般的に魚の目は、視野が広い広角レンズ(魚眼レンズ)だといわれていますが、マンタも同じ仕組みで、ほとんど360℃見えているのではと考えられている様です。

マンタに見えない場所(死角)は、「口の真正面」と「後ろ側の上」だけだといわれています。

マンタは、深海200mほどなら潜ることができるといわれています。

そのためか、マンタの目は、人間にとって暗いと感じる場所でも、物の影と周りの景色の区別がしっかりと付いている(見えている)そうです。

視力は、0.3ほどだといわれているので、人間であれば、眼鏡やコンタクトレンズがないと生活できないほどだということになりそうです。

まとめ

マンタは、エイの仲間といわれていますが、エイの目が、上を向いて付いているのとは違い、マンタの目は、頭鰭のつけ根に、やや正面寄りに付いていることが分かりました。

その目の性能は、人間よりも視力が弱いことを除けば、人間が苦手とするくらい場所での見え方は比べものにならないほど優れ、障害物は良く見えている様でした。

ですが、反対に昼間では、視力が弱いうえ、口の真正面が死角となっているせいで、目の前(口の前)の障害物を避けられず、困っている光景を目にすることがあるそうですが、ダイバーたちにとって、その仕草もマンタの魅力になっている様でした。

「マンタの性格がおっとりして、ゆっくり泳ぐのは、目がよく見えないからではないのか」と、少し考えてしまいました。

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