ハリネズミはペットで人気の小動物です。
寿命は、大体5~7年くらいといわれていますが、ただ、長生きすればよいという訳ではありませんよね。
ハリネズミが罹ってしまう病気に血尿を伴う病気があります。
場合によってはとても危険な病気な事もあるので、注意が必要です。
今回はハリネズミに血尿の症状が出た時の原因について紹介します。
ハリネズミの血尿の原因とは?
ハリネズミの血尿の原因はオスとメスによって違います。
オスの場合は、膀胱炎や、尿結石ということが多いのですが、メスの場合は子宮疾患の可能性が高く、場合によっては命にかかわることもあります。
オスの膀胱炎はトイレの不衛生な環境が原因で膀胱が細菌感染をおこす病気です。
尿結石を含む結石症は、尿路に結石ができる病気で腎臓、尿管、膀胱、尿道の栄養バランスが悪いことが原因で起きます。
水分を十分に摂取していれば、結石が大きくなる前に排泄されますが、足りないと尿が濃くなり、結石は大きくなってしまいます。
これらはストレスを受け、不衛生な環境、偏った栄養などが関連していると考えられているので、それらの見直しが必要と思われます。
メスの子宮疾患の場合は、子宮の出血が血尿として出てくる事があります。
これは、尿道の出口と膣の出口が一緒になっているからです。
2~3歳以上のメスには子宮疾患が多いといわれていますので、出血だけでなく陰部からの出血や膿などにも注意が必要です。
他にはお腹が膨らむ、元気がなくなるなどの症状が出てくる事もあります。
症状がすすんでしまうと、子宮摘出などの手術が必要になることもあるので、出血を見つけたらすぐに病院で診察してもらった方がよいでしょう。
まとめ
血尿というと人間でも穏やかではいられません。
ハリネズミのオスは、人間と似ているな、という感じがしました。
男性の尿管結石もストレスと水分補給が大事だと聞いています。
ハリネズミも尿管結石の時は、とても痛いのだろうな、と想像してしまいます。
メスの場合の子宮疾患は少しでも対応が遅れると手術が必要となる重病です。
オスでもすぐに命がなくなるなどのような事はないでしょうが、血尿を見つけたら、すぐに獣医さんの所へいきましょう。