動物の数え方は様々ありますが、皆さんはペンギンを数えるとき、どう数えるでしょうか?
人によって違いがあるかも知れません。
水族館などでは「羽」で数えるそうですが、テレビ番組などでは「匹」と数えるところも中にはあるようです。
鳥だから「羽」で数えるのか、犬や猫と同じくらいの大きさなので「匹」と数えるのか、ちょっと微妙なところでもあります。
そこで、意外と知らない動物の数え方とともに、ペンギンはどう数えるものなのか紹介します。
ペンギンは羽?匹?どっちが正しいの?
まず、動物の数え方のルールとして、人間より大きな動物は「頭」、小さな動物は「匹」と数える法則があります。
さらに、羽のある鳥は「羽」と数えます。
小さなスズメやツバメでも、大きなタカやトンビでも「羽」です。
ここまでは分かりやすいですが、問題はこの先です。
ここからちょっとややこしくなるのです。
鳥の中には、ダチョウやニワトリ(種類によって低空で飛びますが)のように飛べない鳥もいるわけです。
もちろん、ペンギンも飛べません。
そして飛べない鳥もやはり羽があるので「羽」と呼びます。
ですが、例外としてペンギンは「匹」で数える場合もあるのです。
ここで「おや?」と思い、さらに「匹」という数え方について調べてみました。
すると、辞書にも「匹」という助動詞は「獣・鳥・魚・虫などを数えるときに用いる」とあります。
元々は馬や牛などの獣に使われる数え方だったそうですが、次第に小動物にも用いられるようになったのだとあります。
なので、意味的にはペンギンを「匹」で数えても間違いではないようです。
そのペンギンの数え方も、昔は「羽」で教わった、という方も多いと思われますので、恐らくその「匹」の数え方の移り変わりと同じく、最近ではちらほらと「匹」で数えるようなメディアや文献も出てくることになってきているようです。
このことについては、単位をそろえることにより分かりやすいので、簡略化した結果ではないかという考えもあるようです。
まとめ
結論から申し上げますと、ペンギンを数えるときは「羽」でも「匹」でも間違いではないようです。
ですが、元は「羽」で教わっている人も多く、実際水族館などでは「羽」と数えているところが殆どかと思いますので、(言い表し方は変かも知れませんが)「羽」の方がポピュラーとも言えるのかもしれません。