強くてたくましい身体をもつ虎。
現在、アムールトラはじめ、ベンガルトラ・スマトラトラ・インドシナトラ・アモイトラ・ジャワトラ・バリトラ・カスピトラの8種類の虎が生息しております。
これらの虎の身体の色はみな同じなのでしょうか。
虎の色にはどんな種類があるの?
基本となる8種類の虎について、説明したいと思います。
まず、最大の大きさをもつアムールトラですが、ロシア、中国東北部、北朝鮮に生息していることから、別名をシベリアトラ、もしくはチョウセントラと呼ばれております。
毛の色は淡黄褐色から赤褐色、黒褐色の縞が入っています。
尾は体長の半分ほどの長さがあり、黄褐色に黒いリングが見られます。
次は、ベンガルトラです。
ベンガルトラは、虎界のアイドルと言われ、毛の色は比較的多く見られる淡黄褐色から薄いベージュ、水色、金、アルビノと様々な色のベンガルトラが存在します。
中でも珍しいのは、金ではないでしょうか。
実は、金色の毛をもつベンガルトラは、日本でも会うことができます。
会える動物園は、東北サファリパーク・岩手サファリパークになります。
ちなみに正式名称はゴールデンタビータイガーです。
東北サファリパークにいるゴールデンタイガーのステラはこちら・・・
岩手サファリパークにいるゴールデンタイガーのボルタはこちら。
続いて、スマトラトラです。
虎の中でもっとも小さい身体をもち、インドネシア国スマトラ島の熱帯モンスーン林に生息しております。
スマトラトラは黄色みがかった赤褐色から黄土色の毛をもち、ほかの虎よりも黒くて太い縞模様になり、肩より後側にある縞は2本ずつ束になった模様となっております。
最後は、アモイトラとインドシナトラになります。
アモイトラは、中国の国家一級動物に指定されておりますが、現在、絶滅の危機にあります。
毛の色は赤みがかった黄土色になり、黒い縞は幅が広く短いのが特徴です。
インドシナトラもアモイトラ同様、現在、絶滅の危機にあり、レッドリストに登録されております。
ベンガルトラよりも小さい身体をもち、毛の色はアモイトラよりも明るく、ベンガルトラに比べると暗い色になります。
縞の幅は太く数が少ない特徴をもちます。
まとめ
残念なことですが、ジャワトラ・バリトラ・カスピトラは絶滅したとされており、地球上では見ることができません。
こちらは、世界に生息する虎を集めた動画になります。