とても人気の高いジャンガリアンハムスター。
ゴールデンハムスターと比べて体が小さく可愛らしい存在ですが、縄張り意識が非常に強く、性格の個体差が激しいといわれています。
そのため初心者には飼育が難しいともいわれているジャンガリアンハムスターですが、好奇心旺盛で気性が激しく、気に入らないと、あおむけになって鳴いたりする姿は、まるで人間のようで親しみを感じます。
ジャンガリアンハムスターの特徴を理解し、きちんと育てられる環境を整えることができるなら、赤ちゃん誕生に出会えることは、とても素晴らしい経験です。
そこで、ジャンガリアンハムスターの発情期などには、どのような特徴があるのでしょうか。
ジャンガリアンハムスターの発情期を知りたい!
一般的にハムスターは、生後3ヶ月で人間の20才くらいに当たるといわれています。
また平均寿命は1年半から2年くらいといわれ、繁殖には1年を過ぎると適さないことも伝えられていることから、生後3ヶ月から1年の間が繁殖に適しているといわれていますが、ジャンガリアンハムスターの場合、正確にはメスは生後90日程、オスは生後150日程で、性成熟するといわれています。
その2週間後からが、それぞれ繁殖の好適期となります。
ジャンガリアンハムスターの発情期間は通年であり、性周期は4日です。
また1回の性周期は、発情前期14時間、発情期1.5日間、発情後期7~8時間、発情休止期2日間未満となることが伝えられています。
メスは発情前期には少量の透明な粘液が分泌され、発情期になると強い臭いの黄白色の粘液が多量に分泌されます。
そして発情後期には分泌物の量が減少します。
メスの発情周期を知り、メスの受け入れ態勢が整うことが、繁殖を成功させるのに大変重要です。
また、妊娠期間は18日から19日間であり、1回の分娩で1~9匹生まれることが報告されていますが、4~5匹生まれることが多いようです。
誕生したジャンガリアンハムスターの赤ちゃんは、生後10日ほどで目が開き、授乳期間は16~18日だそうです。
まとめ
ペットとして迎え入れたということは、ジャンガリアンハムスターがいつまでも健康で、その一生を全うできるように最善を尽くす責任があります。
ジャンガリアンハムスターは同一のケージに同居させると、仲間同士が大変攻撃的になり、命を落とすこともめずらしいことではありません。
飼育の中で繁殖に関わる時には、ジャンガリアンハムスターの性成熟期を知り、適切な対応をすることが、とても重要です。
また産後の特徴を知り、ジャンガリアンハムスターの赤ちゃんが無事育つよう、適切な環境を整えることは、非常に大切です。