狼はイヌ科の動物で有る事から、犬と同じ様な見方をする方も多いのではないでしょうか。

狼は見た目でも全く犬とは、違う進化を遂げてきています。

犬との違いは耳を見てもわかる通り、狼は全て立っているのに、犬はタレ下がっている犬も数多くいます。

狼の耳の特徴や聴覚は犬よりも良いのでしょうか?

狼 耳 特徴

狼の耳と犬の耳とでは何か違う特徴があるのか?

狼と犬の見た目の違いは、体格や頭の形状の違いなどからも、現在では全く別の進化を遂げた様な形になっています。

狼の耳はピンと立っており小さな音でも取りこぼす事がないかのように感じます。

耳がたれている犬は、たれた耳によって当然ながら聴力は狼より格段と聞こえにくくなっているはずです。

これは、犬が人間に飼いならされてる為に、危機意識の低下や愛玩犬として独自に進化して行った事の証拠でも有ります。

狼の耳は常に研ぎ澄まされており、獲物をしとめる為や危機を早期に発見する為に重要な役割を果たしていると考えられます。

犬は自然界では生き残る機能を低下させてまでも、人間との共存を選択した種類と言ってもいいのかもしれません。

狼は決して人間に慣れる事が無い動物とも言われるくらいに、かなりの警戒心を持っています。

対して犬は人間がいないと自分が生存できない事を知っている為に、人間に対しては警戒心が非常に弱いと言ってもいいでしょう。

これは神経冠と言う物がどうやら作用していると言う学説があります。

この神経冠が生活環境に合わせた狼や犬の体の形状に、かなりの影響を与えている事になっています。

狼の特徴でもあるピンと立っている耳は、神経冠が現在の状況がベストと言う判断を体内でしていると言う事の裏付けになります。

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狼の耳の特徴として聴力はどれくらい有るのか?

狼の耳の特徴で考えられるのが、どこまで狼は音が聞こえるのか?といころではないでしょうか。

日本では既に狼は絶滅しているといわれていますから、狼と言うとヨーロッパや北米の大陸狼と言われる種類の狼になります。

彼らはパック(群れ=家族)単位で行動する事がわかっています。

縄張りが広いのが特徴です。

その為には、臭いの他にも聴力が発達していると考えて良いでしょう。

この大陸狼の聴力はと言うと森林内部では、6マイル(約9.6km)先の音を確認する事が出来ます。

また草原地帯に至っては10マイル(約16km)先の音を聞く事ができるのです。

この距離は東京駅から神奈川県の川崎大師までの距離とほぼ同じです。

音が何もない状態でも人間ではこの距離は確実に聞く事は出来ません。

それだけ狼の耳の集音力は、ハイテクセンサー以上の機能を備えている事にもなりそうです。

この聴力と臭覚で獲物を感知してパックで行動することになり、最終的には獲物を追い詰めて行く手段と言う事になりますね。

まとめ

狼の耳の特徴や聴力について紹介してきました。

日本で狼を見る事が出来るのは、動物園しか有りませんが、なかなか狼を飼育している動物園も多くは無いのでしょう。

基本的に狼は飼育に向かない動物といわれていますから、飼育してもなかなか飼育員に心を開いてくれないと言う事も有りそうです。

それだけ、人間に対して警戒心が半端なく高いと言う事なのでしょうね。

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