可愛い顔をしているイタチやフェレット、オコジョってそれぞれどんな違いがあるのでしょうか。
イタチもフェレットもオコジョも皆おなじグループ!
イタチとはイタチ属に含まれる哺乳類の総称で、フェレットもこれに含まれます。
一般的に日本でイタチというと、ニホンイタチのことを表しています。
イタチと呼ばれているニホンイタチの特徴については次のとおりです。
- 体長はオスは27センチ~40センチ、メスは16センチ~25センチ
- 毛色は個体によって色々ですが、茶褐色から黄褐色
- 鼻筋は暗褐色
- 目の周りが黒い
- 体重は8~15グラムほど
- 冬眠しないで1年中活動し、昼夜関係なく活動する
- 手足の指の間にはみずかきがあり、泳ぎが得意
- ネズミ、鳥、両生類、魚、カニ、ザリガニ、昆虫類、ミミズ、サクラ、ヤマブドウ、マタタビなど動物や植物関係なく食す
- 繁殖期は年に2回あり、1回の出産で平均3~5匹出産する
高山などで見かけることが出来るオコジョは別名ヤマイタチと呼ばれ、イタチの仲間となります。
そんなオコジョの特徴は次のとおりです。
- 日本ではホンドオコジョとエゾオコジョという種類が生息している
- 体長は16センチ~33センチ
- 後ろ足が比較的長くて強力な跳躍力がある
- イタチ科の中では丸い顔をしている
夏と冬では毛色が変わり、夏は背側の毛が茶色いが冬になると全身が白色になる
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- 木登りや泳ぎが得意
- 野ウサギ、ライチョウ、野ネズミなどを食す
ペットとして飼われているフェレットはヨーロッパケナガイタチを改良して飼われるようになりました。
そんなフェレットの特徴は次のとおりです。
- 体長は35センチ~50センチ
- 嗅覚と聴覚が発達している
- 毛色は様々
- 3000年ほど前から飼育されている
- かつてヨーロッパでは狩りに重宝されており、兎などをフェレットを使って巣穴から追い出す狩猟をしていたとされる
まとめ
一番身近に感じることが出来るのは、ペットとして愛玩されているフェレットですが、イタチも屋根裏や庭に侵入してくるなどイタチも身近に感じることの出来る動物です。
ただし、フェレットとは違いイタチは野生動物なので、可愛い顔をしていてもとても獰猛なので、近づくと噛まれたり爪で引っかかれたりするので、イタチを見かけても絶対に近づくことは避けてください。
また、あまり身近で見ることがないオコジョですが、高山など山登りをした際に見かけてもオコジョも獰猛な性格をしているので近づかないことをおすすめします。