夏休みに遊園地などの自然の多い行楽地に行くと走行する車に向かって突進してくる虫がいるのをご存知ですか?

それは人を吸血する大型昆虫・アブです。

調べてみると、アブというのは車にわざわざ寄って行っているようなんです、なぜなのでしょうか?

今回は車に好んで集まってきているように感じるアブがどうして集まってくるのかについて解明していきたいと思います。

アブ 集まる 理由

アブが車に集まる理由?

アブは日本で確認されている限りでも100種類いるそうです。

その中でも車に好んで突進してくるアブは『ウシアブ』という種類のアブです。

じつはこのウシアブのメスは吸血する種類のアブで、人間からは害虫として忌み嫌われている存在なんです。

その吸血方法は刺すというよりもむしろ噛み付くと言った感じで、傷をつけた皮膚から流れ出た血を吸血するのだそうです。

産卵前になるとメスのウシアブは栄養豊富な血液を求めて、人や哺乳類の体温や呼吸する二酸化炭素に敏感にそして瞬時に反応・行動します。

メスも子孫を残すために必死で人や動物から吸血するんですね。

ではなぜ生き物ではない車に突進するのでしょうか?

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それは車から吐き出される排気ガスにウシアブが反応する二酸化炭素が含まれているからなんです。

そのため、ウシアブは車を『大きな動物』と思い込んで突進してくるのではないかと思います。

あの突進の仕方から考えるに、ウシアブもかなりな『戦闘態勢』に入っています。

そんな殺気立ったウシアブが車の二酸化炭素につられてやってきて、今度はその中から人間が出てきたとなったらウシアブにとってそんなラッキーはありませんよね。

また排気ガスが吐き出されているマフラーから車内に侵入するなんてこともあるそうです。

アブを車に近づけないようにするための対策は『エンジンをつけっぱなしにしない』『虫除けをふる』などで対応しましょう。

まとめ

今回は数種類いるアブの中でも車に好んで集まってくる、突進してくるアブについて調べてきました。

そのアブの種類は『ウシアブ』で吸血のために車から吐き出される排気ガス(二酸化炭素)に反応して集まってくることが分かりました。

夏のレジャーの時期は車での移動も多くなると思います、しっかりとした対策を行って快適なレジャーを楽しみたいですね。

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