人を刺すというより皮膚を傷つけてそこから流れてくる血を吸血する厄介な昆虫・アブ。

私たちは小さなころからその虫の名前は当たり前のように覚えました。

しかしその“アブ”と言う名前にはどんな由来があるのでしょうか?

また世界的に見てアブはどのように呼ばれていますか?

今回は日本語のアブの名前の由来や英語表記の読み方や意味についてまとめていきたいと思います!

アブ 名前 由来 英語

アブの名前由来とは?

かつて日本では“アブ”を「アム」と呼んでいたそうなのですが、アブの飛ぶときの特徴的な音と、それに漢字をあてがって今のように“アブ”と呼ばれるようになりました。

“アブ”は漢字で『虻』と書きます。

この字からアブの名前の由来は来ているのです。

アブは飛ぶときに羽を動かしながら『ボー・ボー』と音を鳴らしています。

ここから虫偏につくりの『亡(ぼう)』の文字がついた「虻」がこの昆虫を示すために使用されるようになり、“アブ”となったとされています。

ちなみに『蚊』もこれと同じく、飛ぶ際に「ブーン」と嫌な音を立てて飛びますよね。

虫偏につくりが「文(ぶん)」で『蚊』となったわけです。

もちろんこれらには諸説あるのだとは思いますが、アブは俳句の季語としても昔から使用されるほど歴史のある昆虫なんです。

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アブの英語の読み方や意味は?

続きまして、世界的に『アブ』を見ていきたいと思います。

『アブ』は英語表記になると『botfly』と言う名詞になり、読み方は『ボトフライ』、“o”にアクセントが付く形になります。

主な意味として『botfly』は『ウマバエ』のことを意味していて、ハエ目に属する牛などの家畜などの野生動物に幼虫症をもたらす寄生虫とされています。

アブもハエ目なので、そこから来ているのでしょうね。

まとめ

夏のレジャー時期に人の血を皮膚を傷つけて吸血するアブの名前の由来や英語表記と意味を調べてきました。

日本語では諸説その由来はあるとは思いますが、その飛ぶ羽の音から『虻』の字が使用されるようになったというのは少し面白いなと思いますよね。

しかし、アブは刺されると痒みや腫れが伴いますので、お出かけの際には注意してくださいね。

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