ハーブ系の植物として育てやすくて病気にもなりにくいのが、バジルです。
バジルは家庭菜園を始める方が、手軽にできるという事からも人気があります。
地植えも出来れば、小さな鉢植えでも簡単に作れるのが魅力的な植物です。
このバジルを狙ってやって来る物が、卵を産みつけた場合には、最悪はバジル全体が食いつくされてしまう事です。
バジルがヨトウムシの食害にあわない為に駆除する方法は?
ヨトウムシと聞き慣れない方も大勢いる事でしょう。
ヨトウムシ=夜盗虫と漢字で書きます。
読んで字のごとくヨトウムシは、夜中に活発に動き出すのです。
ヨトウムシは蛾の種類の幼虫です。
このヨトウムシは、夜になると土の中から出てきて葉を食べた後、朝には土の中または、土の表面に身を隠しています。
気が付くたびに、バジルの葉が少なくなっていってしまうケースが続き、やっとヨトウムシの存在に気が付く事になるでしょう。
ヨトウムシは葉の裏に卵を産むのですが、1000以上卵を産む能力があります。
バジルの葉の裏を毎日チェックする事が大事です。
この段階で、卵を見つけて葉ごと処分するのが効果的です。
これでもチェックを逃れてしまう事もあるので、そうなるとなかなか駆除する事が難しくなります。
卵から孵ってしまった場合には、土の表面やバジルの茎の近くの土の中を探って直接割り箸やピンセットで摘まんで、ゴミ袋の中にポイしていくのが良いでしょう。
ヨトウムシは終齢幼虫になると4~5cmと大きくなるので、このサイズになる前に駆除する事が食害被害を拡大させないための方法になります。
バジルにつくヨトウムシの対策は?
バジルの葉をヨトウムシから守るには、駆除する事は既に対策としては、後手に回ってしまった事になります。
ヨトウムシの食害にあわない為の対策としては、バジルの苗に寒冷紗を被せて、ヨウトガをバジルに近づけさせない事が、一番重要な対策になります。
葉裏に卵を産みつけるので、バジルに直接近づけなければ卵を産む事ができないので、食害にあう事はないでしょう。
家庭菜園の場合には、無農薬で育てたいという思いもありますから、予防策で農薬を使いたくはありません。
寒冷紗も使用できない状態では、どうしてもバジルの葉がむき出しのままになってしまいます。
この様な時には、木酢を使用する事お薦めになります。
これは、ホームセンターでも売っているので手軽に入手ができます。
これを説明書通りに薄めてバジルの葉全体にスプレーするだけで、虫が近づかなくなります。
これは化学薬品ではないので、数日に1回など回数を決めて散布するのが効果的です。
まとめ
バジルについたヨトウムシの駆除方法や、対策について紹介してきました。
ヨトウムシは夜間に行動するので、地植えにしている場合にはなかなか対策を打つ事が出来ずに、バジルが全滅なんて事もありえます。
プランターや鉢植えで育てている場合には簡単にチェックできますが、地植えの場合には葉のチェックはあまり頻繁に出来ないでしょう。
初めて家庭菜園の場合でバジルを育てるには、自分が管理しやすい大きさのプランターなどから始め対策を講じることが良いでしょう。