春先になると、家庭菜園を始めて見ようという方も多くなってきます。

プランターだけではおさまらず、庭を耕して本格的に家庭菜園を作ろうと考えている方も少なくないはずです。

無農薬や有機栽培などで作りたいと思う方が、ほとんどではないでしょうか。

無農薬や有機栽培は虫対策を講じておかないと、折角作った野菜が全て食い荒らされてしまう結果にもなりかねません。

ヨトウムシ 対策 野菜

野菜にヨトウムシが・・どんな対策をすればいいのか?

家庭菜園で作る野菜の中でアブラナ科の野菜を作る場合には、ヨトウムシに注意する必要性があります。

アブラナ科の野菜というと、白菜・キャベツ・ダイコン・カブ・小松菜・チンゲンサイ・ブロッコリーあたりが家庭菜園でも作られることが多いです。

作りやすく誰でもが、手軽に始められる野菜とも言えます。

ヨトウムシは、これらのアブラナ科の野菜を特に好む傾向が高い害虫になります。

ヨトウムシの活動時期は、3月~10月・11月辺りまでと野菜を植えてから収穫期まで付きまとう害虫になるのです。

特に発生が高くなる時期は、7月末~9月初めごろになるので、この時期には特に注意が必要になります。

この虫の特徴は、成虫が他の所から飛んできて、夜間に卵を産みつける所です。

昼間にヨトウガを見かければ注意もできますが、夜間は目が行き届かないので、いつの間にか産卵されて食害を受けているという事になりかねません。

またヨトウムシが厄介な所は、昼間は野菜の根元や草むらなどにみをひそめて、夜間に活動をし始める所です。

この虫の特徴としては、葉の裏にビッチリと卵が植えつけられており、孵化してから、一定期間は群れで活動していますが、成長していくと単独行動に移って行きます。

若齢幼虫は、葉の柔らかい部分だけを食べて葉脈だけが残るように食害されます。

終齢幼虫になると、食欲も旺盛となりひと株ごと丸坊主になるまで食べられてしまう事もあるのです。

折角作った野菜を、このヨトウムシから守るためには何らかの対策を講じる必要性があります。

ヨトウムシの活動時間は夜間ですから、食害の後を見つけたら対策を確実に行う事です。

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この虫を駆除する為には、早期発見が一番駆除するには楽です。

ヨトウムシの対策としては毎朝、家庭菜園に植えてある野菜の葉の裏に卵がないかをチェックする事です。

卵の段階で駆除するのが一番効率がいいです。

密集して卵を産卵しているので、すりつぶしたり、葉を丸ごと切り取って、ゴミ袋の中に入れます。

若齢幼虫の時も群れていますから、こちらも葉ごとゴミ袋に入れるのが良いでしょう。

この時期を逃すと、単独行動に移るのと夜間行動によってどうしても駆除する事が出来なくなってしまいます。

この場合には、トラップを仕掛けてヨトウムシをおびき寄せて、一網打尽という強硬手段に訴える事も必要です。

ヨトウムシは米ぬかが好物でもあるので、米ぬかを使用します。

ただこの場合米ぬかを、炒った方が効果があるともいわれています。

米ぬかをタッパなどに入れて、地面と同じ高さになるように埋めます。

後はただ、このトラップにヨトウムシが掛かるのを待つのみです。

米ぬかに、農薬を少し混ぜておいても効果が期待できます。

捕獲したヨトウムシはピンセットや割り箸などで摘まんで、ゴミ袋に入れるか、米ぬかごとゴミ袋の中に入れてもいいでしょう。

アブラナ科の野菜を植えた場合には、成虫を近づけさせない様に、防虫ネットや寒冷紗などをかけておく対策をしておく事をお薦めします。

まずは、成虫を近づけさせない事が大原則になります。

まとめ

野菜に、ヨトウムシが付いてしまった場合の対策について紹介してきました。

いろいろ食害を起こす害虫がいますが、特に厄介なのがヨトウムシです。

これに取り付かれてしまった場合には、一夜にして野菜が全て食い荒らされてしまう事もあります。

防虫ネットや寒冷紗などを被せることで、成虫を近づけさせない事が大原則になるのです。

それでも、掻い潜ってくるので、後は紹介したように早期発見早期駆除となって行きます。

常に野菜のチェックを怠らない事が大事なのです。

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