みなさんは、ライオンとトラとピューマの違いについてご存知でしょうか。
これらはみなネコ科の動物ですが、明確に違いがあります。
今回は、そんなライオンとトラとピューマの違いについて紹介させていただきます。
ライオンとトラとピューマの違いについて(生息地と生態系)
- ライオン
トラと並ぶネコ科最大の動物です。
かつてはアフリカの大部分とアラビア半島、インドにまで分布していましたが、現在ではアフリカの一定地域に点在するのみとなってしまいました。
またライオンは、他のネコ科の動物とは違って群れを成して暮らしています。
若い雄はある程度育つと群れから出ていくことになるため、一時期単独のものもありますが、やがて群れを形成していきます。
- トラ
ネコ科最大の動物で、中央アジアからインドやスマトラまで広範囲に生息しています。
トラは森林やヤブなどを好んで生活しているため、ライオンとは一線を画す分布をしています。
トラはライオンと違って単独で行動することがほとんどで、群れで狩をしたりすることはありません。
- ピューマ
ネコ科の動物ですが、ヤマネコの仲間でトラなどとは違う種族です。
アンデス山脈などの山岳地から森林、平地まで様々な場所で生息することができ、分布もアメリカ全土に点在するなど広範囲に渡っています。
トラと同様群れでは行動せず、単独で狩を行います。
ライオンとトラとピューマの違いについて(特徴)
- ライオン
毛が短く、毛色は黄褐色で腹部は淡くなっています。
耳の先が丸く、尾の先は黒いです。
立派なたてがみがあるのも、ライオンの特徴でしょう。
- トラ
毛色に特徴があり、黄褐色の他赤みがかかった黄色地に黒い縞があります。
耳は小さく丸い、また裏側は黒くなっています。
耳の裏側に、白い斑点が見られるのも特徴でしょう。
- ピューマ
毛色が灰色、黄褐色、赤褐色など様々存在します。
成獣には斑点など見られず腹部は白っぽくなっています。
耳の裏側は黒くなっており、灰色の斑点がいくつか見られ、尾の先が黒いのも特徴です。
また、幼体のうちは全体に黒っぽい斑点がありますが、成獣になるにつれて消えていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はライオン、トラ、ピューマについて説明させていただきました。
これらの違いについて知り、皆さんの興味に繋がったなら幸いです。