卵を産む哺乳類として知られるカモノハシ。
残念ながら日本にはいませんが、図鑑や映像などは日本でも見る事は出来ます。
鴨やアヒルの様なくちばしで蹴爪には毒があり、手には水掻きも付いているが水中に潜ると目を瞑ってしまう不思議がいっぱいのカモノハシですが、何年くらい生きるのか気になります。
生き物ですから、絶対に◯年は生きると言う保証はありませんが、平均したら何年くらいの寿命があるのか?
そこで不思議な生き物『カモノハシ』の寿命について紹介します。
カモノハシの寿命は何年?
世界にはたくさんの生き物がいます。
100年以上、生きるものや数年で寿命を迎えるものも少なくありません。
その中でも不思議な生き物のカモノハシがいますが、カモノハシの平均寿命って何年くらいか知ってますか?
日本では馴染みがない生き物ですので、急に聞かれても困ると思います。
実際にカモノハシは、どれくらい生きるのか?
平均寿命は何年くらいなのか?
カモノハシの平均寿命は、野生のカモノハシで12年前後と言われていますが、動物園などで飼育されているカモノハシなら、20年前後の寿命になると言われています。
一般的にカモノハシの行動範囲は、2〜15haくらいと言われていて、分かりやすい大きさの目安を東京ドームで例えたら、最大3個はすっぽり収まるくらいの広さと言われています。
飼育下で長く生きられる理由!
野生より飼育環境で長生きする事が出来る理由としては、『外敵が居ない』事が大きな理由になります。
また飼育環境ですと、生命に関わる様な変化が無く食料にも困らない事が、長く生きられる様になったとされています。
自分を狙ってくる外敵が居なくて、餌も食べられる環境ですから長生きするのは当然の事かも知れません。
寿命を縮める脅威とは?
逆に寿命を縮めてしまう様な事はあるのか?
カモノハシの寿命を短くしてしまう脅威は色々とあります。
それは自然の猛威にさらされた時や、人間がカモノハシの生息地へ踏み込む事で命を落としていくカモノハシも少なくありません。
具体的に言えばどんな事があるのか?
- 毛皮が目的とされた乱獲
カモノハシの毛皮を狙った密猟者によって、乱獲されてしまい生態数を減らすと共に毛皮を剥ぎ取られ命を落としていくカモノハシもいます。
- 人為的な環境破壊
カモノハシの寿命を縮めてしまう脅威は人間です。
毛皮が目的として乱獲される事もそうですが、ダム建設や改修工事などによって餌が減ったり住みにくい環境になったりします。
またゴミなどの廃棄物や工業排水など、カモノハシにとって良くない物質を作っているのも人間です。
カモノハシの寿命は、色々な条件が重なると野生の12年も大きく下回ってしまう事もあります。
生きた化石と言われているカモノハシでも、本当に化石でしか見られなくなってしまう事があるかも知れません。
まとめ
カモノハシは、野生の個体で平均12年ほどの寿命と言われています。
もちろん、それ以上に生きる個体も居ますが、人間が作ったダムや工場などから出てくる排水などによって命を落としてしまうカモノハシも居ます。
もしかしたら本当の外敵は人間なのかも知れません。