この記事では、タコの寿命が短いのはなぜなのか?
タコの寿命が短い理由、又は、長生き出来ない理由を知ってる人はあまりいないと思います。
あと逆に、タコの寿命が長かったらどのようになっていたのか。
こちらの話題は、タコの専門家や研究者以外では、ほとんどの人が考えたこともないかもしれません。
今回は、大きくわけてこの2点についての特集です。
タコの寿命が嫌でも短い理由とは!?
タコが長生きできない理由は、深く掘り下げれば沢山出てくるかもしれませんが、今回の記事では一般的な理由が1つあるので、そちらの理由を下記に記載していきたいと思います。
長生きできない理由!
ほとんどのタコは、共寝をし、卵が孵化すると亡くなってしまいます。
なので、これが平均寿命を短くしてしまっている一般的な理由です。
雄は腕の中にある精莢(せいきょう)と呼ばれるカプセルを雌に受け渡し、共寝は終了です。
この段階で多くの雄は亡くなってしまいます。
一方雌は、この段階ではまだ亡くなりません。
共寝のあとに産卵をして、卵が孵化した段階で、雌も亡くなります。
もちろんすべてのタコが、これらの行動をして亡くなるわけではないが、大抵のタコは亡くなります。
タコの産卵は、人間の出産みたいに1人とかではなく、何万単位で産卵をし、孵化するまで守っていくので、どうしてもかなりの体力を消耗していきます。
現状では生き残るタコの方が少数です。
なので、多くのタコは、共寝と産卵は生涯に1回のみの行動になります。
もしタコの寿命が長かったら人間の知能を超えていたかも!?
世間ではあまり知られていないかもしれませんが、タコはかなり高い知能を持っています。
最も知能が高く賢い無脊椎動物とさえ言われています。
タコはとにかく賢い生き物なので、約30年ほど生きることができれば、海底に都市を作ることも可能ではないかとさえ言われています。
さらに、もしも人間と同じくらいの寿命だったら、人間の知能を超える知能を持つ可能性もあるとさえ言われている生き物です。
知能が高い理由は、脳が大きいためと言われています。
例をあげると、ビンの中にタコを閉じ込めても、自分で開けて逃げ出したこともあるそうです。
この例だけでも、考える能力が高いということが分かったと思います。
なので、もしもタコが長生きをする生き物だったら、その知能を使って何かしら人間に危害を加える存在になってた可能性もあります。
まとめ
今回の特集で、全てのタコではないが、共寝や産卵の過程で亡くなると知り、タコにとって子孫を残すことは命がけの作業なのだと感じました。
仮に数万匹の卵が無事に孵化しても、ある程度大きくなるまで生きてるタコは、そんなに多くないと聞きます。
自然界の厳しさを改めて知るきっかけになったと思います。
あと、タコの知能が高いことにも驚きです。
寿命が長いと、今では考えられない問題が私たち人間に降りかかってくるかもしれません。
なので、タコの寿命が短いのは、人間にとっては好都合だったかもしれません。