イソギンチャクはデリケートな生き物で、水質の悪化により体調を悪くしてしまいます。
イソギンチャク自身も大量の汚水を出すため、水が汚れていればさらにその水の汚れを増す事になります。
イソギンチャクの飼育には、水を常に綺麗な状態に保つ事が重要です。
体調が悪くなると、他の生き物にも悪影響を及ぼしますので、イソギンチャクの健康維持のためにも、頻繁に水換えを行い、安定した環境で飼育する事が大切です。
また、水を清潔に保つのに役立つ装置なども合わせて、環境を整えていく必要があります。
イソギンチャクを飼育するための環境!
イソギンチャクは、生活環境の変化に敏感です。
イソギンチャクは、体の大部分が水分で、新しい環境に移った時には環境に慣れるために、活発に体内の水分を入れ替えるようで、水の汚れが早いです。
定期的に水換えをするサイクルを決めるよりも、始めのうちは、2~3日でも、汚れていたら水換えをする方が、イソギンチャクもストレスなく早く環境に慣れてくれるのではないでしょうか。
イソギンチャクは、海水に生息している生き物です。
元々住んでいた環境により近づけてあげる事が、健康で長生きさせる一番の近道ではないでしょうか。
イソギンチャクを飼育する水質の維持は?
水質を維持するためには、水換えを行う必要がありますが、水槽内の濾過過程で最終的に作成される、硝酸塩という物質は出来ればゼロに抑えるようにしたいです。
硝酸塩は、毒性は低いですが、イソギンチャクにとっては驚異となる物質です。
これは水道水にも含まれています。
イソギンチャクは、オーバーフロー水槽での飼育が基本になりますが、プロテインスキマーもあった方が無難です。
水換えは避けられませんが、頻度は減ります。
そして、より清潔な水質を維持でき、イソギンチャクにとっても快適な環境に近づけてあげる事ができそうです。
まとめ
イソギンチャクがもともと生息している海水は、淡水と違い、100を超える成分が含まれています。
この成分の中には、イソギンチャクにとってはなくてはならない成分もあり、また、あってはならない成分もあります。
自然の海水では、うまく調和出来ているのでしょうが、人工的に海水を作り飼育するためには、必要な物は補い、害になるものは取り除き、常に清潔な海水を維持してあげなければいけません。