モモンガを飼育している場合、夜行性であるため昼間はなかなか姿を見ることができない分、活動している時に身体的な変化や異変には敏感になっておく必要があるでしょう。
例えば耳の先端が黒くなって腐ったり、耳が根元からなくなったりすることがあるそうです。
一度なくなった耳は生えてきませんので、このような可愛そうなことにならないようにしたいですよね。
モモンガの耳にあらわれる異常についてご紹介します。
モモンガがなりやすい耳の病気は!?
モモンガの耳の先が傷ついたり黒くなっている場合、皮膚病などの可能性も考えられるでしょう。
傷口から細菌が入って起こる細菌性皮膚炎や不衛生な環境が原因で起こる湿性皮膚炎、他にも食べ物や敷物などによるアレルギー性皮膚炎やうみがたまる皮下脳腫、寄生虫などによるものなど、様々な要因が考えられます。
悪化すると敗血症などを起こして命が危険にさらされる可能性もありますので、飼育環境や日々の観察を欠かさないようにしたいものです。
また、病気以外に原因があることも少なくないそうです。
モモンガの耳はそれほど丈夫ではありません。
ストレス等から自傷行為にいたり耳の先を噛んでしまったり、爪で引っ掛けて傷つけたりして、それが悪化して皮膚病に発展する場合などが挙げられます。
ケージや飼育環境にある器具などに引っ掛かって外傷になる場合もあるでしょう。
耳がケガでちぎれてしまったり、傷口が化膿して耳そのものがとれてなくなってしまうことになりますので、耳の異変に早く気付いてその原因を特定することが先決ですね。
病院で連れていき、しかるべき処置をしてもらうことが必要になります。
また、そのような状況にならないよう、耳をケガしない安全な環境やストレスのない日々を過ごさせる工夫をすることも大切といえます。
まとめ
モモンガのような小動物は、体が小さい分だけ病気などになった場合に命を落とす可能性が高いそうです。
耳の先のちょっとした異変などにも早く気付けたり、その異変となる飼育環境などの向上など、飼い主が少し気を付けるだけで防げる危険が多いことを頭において飼育することが大切ですね。