欧米で、飼育ペットとして人気のあるハリネズミですが、あまりの可愛さに日本でもペットブームとなりつつあります。
飼育に関して、デリケートな生き物なので食べ物に気を使わなければなりません。
ハリネズミは偏食しやすく、食べ物を変えると食べなくなることがあります。
また、食べ物でアレルギーを起こす場合もあるので注意が必要です。
ハリネズミの食べ物とアレルギー性について!
ハリネズミは、他の動物に比べ代謝能力が高いので、高カロリーの食事を必要とします。
主に昆虫類を中心に食しますが、ペットとして飼う場合、ハリネズミ専用ペットフードでの飼育を推進いたします。
ベビー期や妊娠、授乳時期に乳糖アレルギーの心配のない「ゴートミルク(ヤギの粉ミルク)」をお勧めします。
乳糖アレルギーになると、下痢を起こし続けて体重が低下します。
ひどくなると生命に危険を及ぼす場合も出てきます。
また、敷材として使われているウッドチップで、アレルギーを起こしてしまう場合もあります。
顔の周りやお腹まわりが赤くなり、かゆみや脱毛など、アレルギー性皮膚炎になります。
発症した場合、すぐに床材を他のものに取り換えてあげてください。
他にも、ハリネズミの目から涙が出るなど、目の炎症を引き起こす場合もあります。
また、鼻水が出るなどの症状も出てきます。
このような異常を見つけたら、アレルギーの原因となるものを排除して飼育環境を整え直してあげてください。
まとめ
ハリネズミは、大きく分けて「アフリカヨツユビハリネズミ」と、「ヨーロッパハリネズミ」に分けられます。
ペットショップで売られているのは、「アフリカヨツユビハリネズミ」です。
「アフリカヨツユビハリネズミ」の食性は、昆虫が中心なのです。
餌として昆虫を与えるのは難しいです。
ペットショップで売られているハリネズミ専用の、ペットフードを与えることを推進いたします。
ハリネズミの歯は、それほど強くないので、専用フードのドライな食べ物が適しています。
もし、専用フードで固いものがあれば、必ず水などでふやかして与える必要があります。
それだけデリケートなハリネズミです。
食べ物1つで病気になりがちなのです。
私たちは普段より食べ物や、飼育環境に気を配って飼わなければなりません。
異常を見つけたらすぐに病院で受診しましょう。