皆さんはイカをさばいて、墨袋を取り出してパスタなどを作ったことがありますか?
美味なのはもちろん、イカ墨には栄養分もたくさん含まれています。
イカ墨の主成分はタンパク質やムコ多糖類です。
筋肉、内臓、皮膚、血液などからだの主要な構成成分の基にもなっています。
でもイカの墨袋を自分で取り出すのは抵抗ある、という方もいらっしゃると思います。
今回は上手なイカの墨袋の取り出し方を調べてみました。
意外と簡単!?イカの墨袋の取り出し方!
まずイカの胴体の筒状の部分に包丁を軽く入れ、すーとひきます。
この時力を入れすぎると、中の墨袋を圧迫してしまいますので注意です。
イカを手に持ち、逆刃にした包丁を筒の中に入れながら開く方法もあります。
逆刃にする事で、墨袋も傷つきづらくなります
開いたら、足を持ってゆっくりと反対方向に引き上げると、するりと外套とゲソに分かれます。
ゲソにくっついているわた袋(袋状の内臓)の中に、細長い墨袋があります。
わた袋と目玉を切り離し、わた袋から墨袋を取り出します。
手でも簡単にとれますが、取れにくい時は墨袋をそっとつかんで、くっついている内臓との境目に慎重に包丁を入れるときれいに取れます。
イカの塩辛などのワタを料理に使うときは、ワタについている墨袋を除いてから使用するといいですね。
大変!イカの墨袋が破れてしまったときは?
いくら注意深く扱っていても、つい包丁や手に力が入りすぎて、墨袋を破ってしまうこともあると思います。
イカの墨袋を破ると、台所は思った以上に大変なことになります。
まな板はもちろん、台所中が真っ黒になるほどです。
でも洗い流せば落ちますが、やっかいなのは洋服についた時です。
イカ墨の主成分は、前にもお話しましたが、タンパク質、脂質、糖、メラニンなどです。
タンパク質は、時間が経つと固まる性質があります。
時間が経つと、洋服についた汚れも落ちにくくなります。
イカ墨のついた部分を、乾燥させないようにすぐに洗い流しましょう。
台所洗剤や漂白剤をつけて、もみ洗いするとよいそうです。
海水や、大根おろしで洗うとよいという説もあります。
とにかく墨袋はデリケートなので、そっと扱うことが大切です。
まとめ
イカ墨料理は美味しいですし、自宅でもぜひ作ってみたいと思いますよね。
墨袋の取り方は、コツさえ押さえていれば決して難しくはないようです。
でも墨袋を破ってしまうと、後から大変なことになります。
丁寧に扱いながら、料理のレパートリーを増やしていくのもよいでしょう。