アルビノとは遺伝子疾患の一つであり、生まれつきメラニン色素が欠乏しているため、体毛や皮膚が白くなり瞳孔は毛細血管の透過により赤色になることを言います。
これは人間にもあり動物に起こることで、白蛇や白うさぎなどが有名です。
身体は白く目が赤いので、一目瞭然です。
赤い目をしていることから、敬遠されることがありますがとても希少な動物です。
中にはペットしてとても高価格で取引されるものあります。
今回は小動物での人気の高いハリネズミのアルビノについてご紹介します。
ハリネズミのアルビノの繁殖方法とは?
ハリネズミには、なんと92種類もの毛色があります。
どの色になるのかは遺伝的なものが関係し、専門のブリーダーが親のペアを考え繁殖させていることが多いです。
ハリネズミのアルビノは、全体が白い針で覆われており、目が赤く鼻がピンク色をしています。
他の色の個体と混ざっていたとしても、すぐに見分けはつきます。
繁殖方法は、近親交配によって作られます。
しかし、近親交配では虚弱体質になってしまう確率が高いため、虚弱の個体はスタンダードな個体と交配し、さらにまたその子供を交配することによりアルビノを作ります。
このとき交配するスタンダードの個体は、血統にアルビノが入っていないことが条件になります。
こうして体質改善されたものが、アルビノとして流通されます。
ハリネズミのアルビノが生まれる確率って?
以前は自然にたまたま生まれた、ということでしかなかったためとても高価な個体でした。
アルビノ同士を交配すればアルビノが出来る、という単純なものではありません。
そのため、極端に少なく人気も高く高価でした。
近年、繁殖方法が確立されたことで流通する数が増え、価格は下がってきています。
またペットショップなど場所によっては、赤い目が敬遠されるため安くなっている場合もあります。
まとめ
真っ白い身体に赤い目と、独特の姿は他にはない魅力があります。
ただ、メラニン色素が極端に少ないため紫外線にはとても弱いので浴びてはいけません。
体自体もスタンダードの種より弱く、病気になりやすい場合があるようです。
これは個体差がありますので、より気を付けて飼育することを心掛ければ問題ありませんが、皮膚がんなどのリスクはもともと高くなります。
飼育してみると、愛嬌もあり愛着が湧いてとても可愛いですよ。