近年、鹿はただの愛らしい草食動物では済まされなくなってきています。

農家さんの畑を荒らしたり、私たちの住んでいる地域に出没する機会が増えてきたためです。

増加しすぎた鹿に対し、駆除を計画する自治体も現れています。

今回は鹿の狩猟について触れていきたいと思います。

鹿 狩猟 免許

鹿を狩猟するには免許が必要!

鹿やイノシシの被害は近年増加傾向にあり、特に天敵のいない鹿の対処に自治体も苦慮しているようです。

そこで地元の猟友会などと提携し、鹿の狩猟や駆除を依頼しているところもあるといいます。

狩猟はわなや猟銃を扱うこと、野生動物の命を奪うことからすべての人間に解禁されているわけではありません。

狩猟をするためには免許が必要なのです。

まず、狩猟免許には使用する道具によっていくつか種類がわけられています。

網を使う「網猟免許」、わなを設置する「わな猟免許」、ライフル銃など攻撃能力の高い銃を扱った「第一種猟銃免許」、そして空気銃を用いた「第二種猟銃免許」の四種類です。

狩猟の対象は指定された「狩猟鳥獣」の外にキジやカモ、鹿にイノシシが挙げられます。

免許を取るためには各自治体で指定された講習会を受講したのち、試験に合格する必要があります。

合格したら免許は取得できますが、この時点ではまだ狩猟は解禁されていません。

その後狩猟者登録を済ませ、登録証を受領するステップを踏んで初めてハンターとして認められるのです。

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免許は三年ごとの更新となっています。

また、このさい注意すべきは免許を取得したからといって猟銃の所持が認められたわけではないということです。

狩猟免許はあくまでも「狩猟行為の許可」であり、「猟銃所持の許可」ではありません。

猟銃免許を取得した場合は別途猟銃所持の許可を求める手続きを踏まなくてはならないのです。

まとめ

ハンターの果たす役割は重要だと言われています。

近年、猟友会の人口は減少し、ハンターとして登録をしている方も減少傾向です。

反面、鹿をはじめとする鳥獣による農作物の被害は増加しており、看過できない事態となっています。

人間と野生動物が互いの生活圏を維持していくためにも、ハンターの価値が非常に高まってきています。

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