うさぎは、見た目もおとなしい動物ですが、縄張り意識の強い動物で、縄張り争いをしたりするため、全く攻撃をしないわけではありません。
うさぎは、げっ歯類であるため、伸び続ける歯を、物などをかじることで、長く伸びることを予防しています。
そのため、うさぎはもともと噛む動物です。
また、げっ歯類ということからも、噛むという行為がコミュニケーションの1つでもあります。
噛む・かじるということで意思表示をしています。
うさぎが噛む時のしつけ方法!
うさぎが噛む原因としては、ストレスがたまっていたり、自分の縄張りを侵されたと思い、怒っている時です。
縄張り意識が強いため、急にケージの中に人間の手が入ってくると、怒ったり驚いて噛みつくことがあります。
うさぎが噛みつく理由のもう1つに、うさぎが飼い主のことを格下に見ているということがあります。
そのため、人を噛むことで攻撃しているということも考えられます。
うさぎと飼い主の主従関係ができていないと、うさぎは、自分の方が格上だと思い人に噛みつきます。
噛み癖のあるうさぎへのしつけとしてはまず、遊んであげる時間を作って、ストレスをためないようにします。
ケージを噛んだり、手を噛んだり、注意を引こうとする場合は、しっかりコミュニケーションを取ることが大切です。
また、よく噛む時の状況を観察することも大切です。
環境の変化・ストレス・病気・発情期などで気が立っていたり、興奮して噛んだりすることがあります。
ある特定の行動や、人に対してだけ噛むこともあります。
こういった特定の原因がわかり、把握できれば噛むことを避けることができます。
甘噛みだと思い放置すると、だんだん強くなってしまうこともあるので、なるべく噛まれないようにすることが必要です。
噛み癖が、ストレスや病気の原因となっている場合は、うさぎの健康にとって早めに対処するのが大切になってきます。
ある特定の状況やパターンで噛まれるのなら、そのうさぎの気をそらすようにします。
おもちゃで気を引きながらえさをあげたり、えさを見せないようにしながら、えさを補充したりします。
おもちゃなどを与えるのは、ストレス解消にもなります。
活発で若く、すぐに噛んでしまうようなうさぎには、このように気をそらせる方法は有効です。
また、発情期などの若い年齢を過ぎると、落ち着き噛まなくなることもよくあります。
特定の人にたいしてだけ噛む場合にも、人との距離をひとまず少し開けて、徐々に慣れて距離を縮めることが重要です。
うさぎは、主従関係がはっきりしていて、相手が格上かどうかを確認するためにも噛むことがあります。
こういったうさぎの行動は、放置するとさらに悪化します。
飼い主の方が格上であることを、知らせるためにうさぎの首を押さえて人間のあごを、うさぎの頭の上に置いて、しばらくそのままの状態をキープするというしつけ方法があります。
うさぎにとってこの状態は、人間の下に押さえつけられているので、身をもって主従関係を確認することができます。
まとめ
うさぎが噛むのは、野生で暮らしていた頃の名残りです。
噛んでくる場合は、何かの理由や原因があり、それを早い段階で明らかにすることで、噛まれないようにすることができます。
噛まれるのを放置すると、噛み癖がついてしまうのでいろいろな対処法をとり、噛まれないようにすることが大切です。