ハサミムシは赤みがかった褐色の身体に、翅が短く節目が露になった腹部、そして尾部分に大きなハサミをもった昆虫だとされています。
日本には多くのハサミムシが生息しており、北海道以外のすべての地域に生息しているようです。
そんな身近なハサミムシが人間にとって害虫なのか、益虫なのかを調べてみました。
ハサミムシは害虫?益虫?どっちなの!?
ハサミムシは雑食性ですが、特に肉食性が強い昆虫だと言われています。
餌が無くなると枯れ葉などの植物を食べることがあるようですが、主に他の昆虫の成虫や幼虫、卵などを好んで食べると言われています。
そのため、ハサミムシが居るような場所では、結果的に他の昆虫が少なくなるため、管理されている庭園や畑、水田などでは、植物を傷つけずに、害虫となるような他の虫を食べてくれる益虫として扱われることが多いと言われています。
一方で、日陰や湿度の高い場所を好むハサミムシは、屋内のトイレや風呂場などの水回りに侵入してくることがあり、害虫だと言われることもあるようです。
ハサミムシと上手に付き合っていくためには?
他の害虫を食べてくれるハサミムシとは上手に共存することが良いとされています。
ハサミムシは乾燥している場所には入ってこないとされ、家の中を風通し良くしたり、除湿剤などを上手く利用してハサミムシが好むような環境を作らないようにすると良いようです。
また、侵入経路となる窓や玄関まわりに、ハサミムシが生息できそうなジメジメした場所を取り除くだけでも効果があるようです。
さらに、窓や玄関にハーブの鉢植えなどを置いておくと、より効果的にハサミムシの侵入を防ぐことが出来ると言われています。
まとめ
ハサミムシは他の害虫を食べてくれる益虫という一面と、家の中に侵入してきてしまう害虫としての一面を持ち合わせている昆虫だということが分かりました。
日本では良く見かける虫の一種であり、あまり毛嫌いすることなく上手に付き合っていくことをお勧めします。