6月~8月頃になると、どこからともなく現れるカナブン。
誰しも一度は見かけたり、家に入り込まれたり、なんてことがあるのではないでしょうか?
虫が苦手な人にとって、家に入り込んでくるカナブンは恐怖でしかないでしょう。
ではそんなカナブンが大量発生したときにどうすればいいのか?
対策のコツを紹介していきたいと思います。
カナブンが大量発生する原因は?
虫が大量発生する原因はたくさんあり、すべて原因が解明されているわけではありません。
一例として、繁殖期にエサが豊富に存在したため多くの個体が繁殖にまで至って、例年より多くの幼虫が産まれ、産まれた幼虫のエサも十分に存在し、幼虫の生存率も高ければ、次の孵化の時には大量発生するというメカニズムがあります。
簡単にいってしまえば、虫にとって心地のいい環境が整うと、虫は大量発生してしまうのです。
もちろんカナブンも同様です。
しかしカナブンの主食はクヌギやコナラの樹液、腐った果物の汁、木の花の蜜などです。
主食を見てお気付きかもしれませんが、カナブンのエサとなるような木が、突然増えるようなことはなかなか無いのではないでしょうか。
例えばあなた自身が森林の近い場所に引っ越した途端に、カナブンを大量に見かけるようになったと言うのなら分かりますが、同じ場所に住んでいるにも関わらず突然カナブンが増えたというように感じたなら、それはカナブンではないかもしれません。
カナブンとよく似た昆虫、害虫コガネムシかも!?
マンションで突然カナブンが大量発生!?
マンション住まいで、突然カナブンのような虫がたくさん現れるようになったら、驚くのも無理もありません。
しかし前述の通り、カナブンの主食が突然増えるのはなかなか無いことです。
しかしカナブンのそっくりさん、コガネムシの主食はそうではありません。
コガネムシの主食にはバラ、オリーブ、アジサイ、ラベンダーなどとマンションのベランダでも簡単に栽培可能で、ガーデニングでも人気の高い植物が多く含まれているのです。
これらの植物に心当たりはないでしょうか?
自分自身が育て始めた、または隣人が育て始めたからといって必ずコガネムシがやってくるわけではありませんが、大量発生の原因の一つになることは確かです。
住んでいたマンションで突然、カナブンに似た昆虫を見る機会が増えたというのなら、その正体は実はコガネムシだったということは大いにありえます。
自分が育てている植物が原因なら、その大元に農薬を使うなどもできますが、隣人の栽培する植物が原因の場合、それは難しいものです。
コガネムシは夜行性で、紫外線に寄ってくる性質を持っています。
家の照明器具が蛍光灯である場合、それに引き寄せられている可能性があります。
カーテンをしっかり閉じる、窓をしっかり閉じる、網戸をしっかり閉じる、など物理的な対策が結局どんな虫にも有効になります。
まとめ
生活していく中で、虫と無縁の生活をおくるのは難しいものです。
しかし突然大量発生したと感じるなら、そこには何らかの原因があることがほとんどです。
今までと何か変わったことがなかったかを思い出すことが、虫対策のカギとなるかもしれません。