ハリネズミを飼育していると、針が抜け落ちている場合があります。
このような状態を抜け針と言い、様々な原因があり針が抜け落ちたり生え変わったりするようです。
ここでは、ハリネズミの抜け針の原因とその時期について紹介していきます。
ハリネズミの抜け針の原因は?
ハリネズミの針は、毛が固くなったもので中は空洞です。
頭から背中一面に生えていて、5000本以上生えていると言われています。
1日の抜け針は10~20本で、人間の髪の毛と同じように自然に抜け、生え変わります。
それほど大きくない針ですが、飼育場所から出している時に抜け針をしていて、刺さってしまうと痛いので気を付けておいてください。
その他、「クイリング」といわれる成長期に起こる抜け針があり、この時期は様子を見ておきましょう。
この他に、10~20本以上針が抜けてしまうという場合には、他の原因が考えられるので、普段から抜け針の確認が必要になってきます。
他の原因として考えられるものに、ダニに寄生されてしまった「ダニ症」、針葉樹を素材としたウッドチップや床材を使ったことによる「アレルギー」「炎症」「生活習慣病」「栄養不足」「ストレス」などが上げられます。
中には、何かにぶつかったりして抜けることがあるので、注意してあげて下さい。
抜け針をした後針が生えてこないという事もあるので、普段以上に抜け針が気になるという場合には、動物病院で診察を受けるようにしましょう。
ハリネズミの抜け針の時期は?
ハリネズミの抜け針の時期は、成長期の「クイリング」の時期を覚えておくことが大切になってきます。
生後3か月から6か月くらいまでの時期で、1日に40~50本程度針が抜けます。
全体的に均等に抜けているのであれば、クイリングなので心配の必要はありません。
成長することで抜け針もおさまってくるので、いつごろから始まったかを覚えておくと安心です。
一部分がまとめて抜けているという場合には、クイリングではない可能性があるので注意しておきましょう。
まとめ
ハリネズミは1日に10~20本針が抜けています。
しかし、それ以上針が抜けている場合や部分的に針が抜けている場合には、病気の可能性があるので病院での診察が必要になってきます。
また、クイリングという生後3か月から6か月くらい成長期の時期に、40~50本針が抜ける場合があります。
この時期には、経過を観察しておくと良いでしょう。