シマウマは実はとても見分けやすいそうで、シマウマ程見分けやすい特徴をもつ動物は、他にはいないとされているくらいです。
3種類のシマウマのそれぞれが、その種類に共通する白黒模様を持っていますが、そのシマというのは人間の指紋のように独特のもので、同じものが2つ存在することはありません。
シマウマの中には、縞模様を変化させるものがあると言われています。
最近の研究で、暑い地域に住むシマウマ程、縞の数が多いことがわかりました。
シマウマの縞模様には体温を低く保つ効果があり、虫を寄せ付けません。
その結果、虫がたくさんいて高温地域に多い病原菌が感染するのを、防いでいるのではないでしょうか。
シマウマの縞模様は3種類ありますが、いずれも太い白黒の縞があります。
アフリカ水牛やオリックスなど、色合いがはっきりしている模様ほど目立ちます。
サバンナの景色の中でも、シマウマは目立つので、残念ながらライオンの餌食になりやすいのです。
なぜシマウマは縞模様を持つようになったのでしょうか?
シマウマの模様の種類とは?
シマウマの縞の種類の特徴は、まずカモフラージュのためです。
サバンナで動きによるめくらまし効果をすることで、捕食動物から自分の身を守ります。
次に、体温調節のためです。
縞模様がある体表面で温度差を形成し、微妙は空気の流れを発生させ、体温を調節します。
そして、社会的役割のためです。
群れの中から1頭だけ特定することに困難させ、中間が見分けやすいようにするためです。
その他にも、虫を寄せ付けないためや、体温を下げる為などいろんな意味があります。
だが、いずれも仮説止まりなので、確実な答えとまではいってないそうです。
まとめ
シマウマの縞模様は、サバンナという温帯地域の中で、ハエなどからの防御として生きていくための便利なものでした。
だが、その派手さがゆえに、ライオンなどのシマウマを餌とする肉食動物にとっては、シマウマのような派手な模様は見つけやすくなってしまうというのは可哀想ですね。
まさにピラミッドが成り立っているのだと思います。