うさぎは、毎日大量の糞をします。
糞の状態から、日々の健康状態を確認している方も多いと思います。
その糞が出ていない時は、飼い主さんも不安になりますよね。
どこか具合が悪いのか、病気なのか、何をしてあげればよいのかなど、心配になることと思います。
うさぎが糞をしない理由には、どんな事があるのでしょうか。
また、どうしてあげればよいのでしょうか。
うさぎが糞をしないのは何故か!?どうすれば良い?
うさぎが、糞をしない時に考えられる理由は毛球症、うっ滞、食物繊維不足、異物を食べた、餌を急に変えたなどです。
まず毛球症は、年2回の換毛期になりやすい病気です。
毛づくろいをした時などに飲み込んだ毛が、胃の中で固まってしまい、胃の消化機能が低下したり、腸につまったりして糞が出なくなることがあります。
毛球症対策としては、こまめにブラッシングをしてあげること。
干し草を中心に、食物繊維豊富な食事を与えること。
適度な運動をさせることなどです。
他に糞をしなくなる原因として考えられるのは、うっ滞です。
うっ滞は、突然起こることもある病気です。
毛球症や、ストレスなどにより胃や腸の働きが悪くなり、腹痛を起こしたり糞が出なくなったりします。
体温も下がって、食欲もなくなり重症化することがあるので、注意が必要です。
半日ほど餌をたべなかったり、糞尿が出なかったりする時は、緊急性が高いため病院での治療が必要です。
餌を少しでも食べることが出来て、小さな糞が出ていてお家で対応する場合は、室温を上げるなどして体を温めたり、水を飲ませたりしてあげましょう。
消化酵素を含むパイナップルなどの食べ物を、与えるのもよいといわれています。
しかし、少しでも気に掛かる点があれば、病院で診てもらうことをお勧めします。
プラスチックや、ビニールなどの異物を飲み込んだ時も、胃腸の働きが悪くなったり、糞をつまらせたりすることになってしまいます。
食物繊維が不足していても、便秘になります。
野菜よりも、牧草をたくさん食べさせましょう。
また、餌を急に変えると腸が餌の変化に追いつかず、お腹にガスが溜まることもあります。
餌の種類を変える時は、今までの餌に少しずつ混ぜて、段階的に変えていくことをお勧めします。
また、うさぎはストレスにとても弱い動物です。
環境の変化や工事の音、触り過ぎもうさぎにとってはストレスとなり、糞をしなくなることがあります。
うさぎはかわいいので、ついついふわふわの毛を触ったり抱っこしたりしたくなりますが、注意した方がよいですね。
まとめ
うさぎは、飲み込んだ物を吐き出すことが出来ません。
ですから糞が出ないことは大変な事で、時には命にかかわる事態となることもあります。
原因は毛球症やうっ滞、ストレス、食事バランスの乱れなどが多いようです。
胃の中に毛の塊や異物があり、胃腸がよく働かなかったり、出口を塞がれたりして糞が出なくなります。
まったく糞尿が出ないと、うさぎもお腹が痛くなり、うずくまって動かないことがあります。
体温が下がり、体や耳が冷たくなる事もあります。
うさぎの糞が出ない時、餌も食べず半日以上糞も出ないときは、病院へ行きましょう。
少しでも食べることが出来て、小さな糞でもいいから出ていれば、体を温めたり、背中をマッサージしてあげたりするのもよいようです。
お腹は、痛がって触らせない事もありますが、うさぎが嫌がらなければ腸に溜まった便を、押し出すイメージで円を描くように、お腹をぐるぐるマッサージすると便秘が解消されるかもしれません。