うさぎは体が弱く、下痢をしやすい動物です。
人間の感覚だと数日下痢をしてもたいしたことはありませんが、うさぎの下痢は緊急事態に近いものです。
すぐに病院に連れていってあげるのが一番いいのですが、夜中や休日など、病院が開いてない場合はそういうわけにもいきません。
とはいえ、何もせずに放っておくのはうさぎの症状を悪化させるだけなので、できることがあるならばしてあげたいですよね。
今回は、うさぎが下痢をしたときにできる応急処置について、ご紹介したいと思います。
うさぎが下痢をしたときの応急処置!
うさぎが下痢をしたことに気づいたら、まずはお尻をきれいにしてあげましょう。
放置すると不衛生であるのはもちろん、便でお尻の周辺が濡れて、そこから体温が奪われてしまいます。
水で洗うのは避けて、ペット用のウェットシートなどで汚れた部分だけを拭いてあげましょう。
お尻がきれいになったら、うさぎのいる部屋の温度を上げたり、暖かいお湯が入ったペットボトルを置いたりして、うさぎの体が冷えないような工夫をしてあげましょう。
うさぎが下痢をしたら水分補給!
下痢がひどいときは、うさぎが脱水症状を起こしていることがあります。
うさぎの様子を観察し、水を飲めていないようであれば、野菜ジュースや経口補水液などを飲ませて水分を補ってあげましょう。
うさぎの下痢の治し方は?
うさぎの下痢を治すには、病院に連れていくのが一番です。
というのも、うさぎの下痢には複数の原因が考えられるため、病院で確認したほうが適切な対処ができるからです。
しかし、何かの理由で病院に連れて行けないときは、自力で対処しなければなりません。
うさぎが下痢をした時の薬!
うさぎ用の下痢の薬で、市販されているものはありません。
人間用の薬のうち、ビオフェルミンなどの乳酸菌系の薬は、うさぎに投与しても問題ないといわれていますので、少量ずつ与えてみるのもいいかもしれません。
しかし、下痢の原因が細菌や寄生虫の場合は効果が期待できませんので、できるだけ早めに病院に連れていきましょう。
まとめ
うさぎにとって下痢は、命にかかわることもある病気です。
一刻を争うこともありますので、お医者さんに連れて行くのが最優先になります。
もしどうしてもそれができないのであれば、前述の応急処置をしつつ、病院が開くのを待ちましょう。