インドを旅すると、様々な動物に出会います。
もちろん猿もいますが、インドの猿については種類によって神様ともされる種類がいます。
白い体毛と長い尻尾が特徴の、ハヌマーン・ラングールという種類の猿がいます。
このハヌマーンは、ヒンドゥー教の神様の名前です。
そのせいなのか、いたずら好きの性格が出ていろいろなことをする猿です。
しかし、この猿についてはいろいろな説があるのです。
これからお話をします。
インドに住む猿の種類は?
日本によくいるニホンザルも見かけますが、一番よく見かけるのが、ハヌマーン・ラングールという最初に触れた、尻尾の長い猿がいます。
他のニホンザルに比べて顔が黒く、白い体毛が印象的で、性格がおとなしいとされます。
たまに気性の激しい個体もいますが、この種類はヒンドゥー教の神様の一人とされています。
とにかく旅行者が泊まる旅館などに現れては、消える猿ですので、あまりおびえることはないです。
中国でこの猿の種類は、孫悟空のモデルになったとされます。
確かに顔つきを見ると、頭にくくり輪をして飛び回る猿をイメージさせます。
インドの神様は猿でした!
インドに住む神様としての猿は、ハヌマーン・ラングールという猿の種類であるといいましたが、猿の神様のリーダーであったハヌマーンは、ランカー島へ渡るのに浮石を投げてそれを伝って、飛び跳ねるように島に渡ったとされています。
インドにはハヌマーンが使った、浮石があるという伝説があります。
浮石の伝説を見てみると、とても石が軽くていろいろな場所に穴を作るらしいです。
うまいところに穴があけば空気が入り、海に浮くことがあるといいます。
もしこれが本当であれば魔法の石となります。
猿の話とはあまり関係ないようでいて、実は濃厚な話です。
ハヌマーンの伝説は、本当にあったと語る現地のインド人なので、今でもこの種類の猿は神様として説明されています。
中国に行ったら、孫悟空の伝説にもなるのですから不思議です。
まとめ
猿に限らず、様々な動物が気持ちよく住んでいるインドですが、特に猿に関しては種類によっては神様とされる猿も存在しています。
もちろん、ニホンザルに似た猿の種類もインドに住んでいますが、ハヌマーン・ラングールという猿については、変わった種類なので、思わず驚いてしまう方もたくさんいます。
まさか神様とは思ってもいないので、さらに驚く方も多いです。
人に対してはおっとりとしている猿なので、旅先で出会ったらなるべく触れ合えるといいです。
そして、神様の存在も感じられる種類でもあるので、生態系などもよく調べてみると面白いものです。
インドを旅するときには動物も調べてみましょう。